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1. やりたいこと
3Dプリンターが手元に届いて 5日目、2個目の自作 3Dモデルを作ってみることにしました。
ハンコを作ろう!
と思ったのですが、自分の苗字が書かれたハンコは 100円ショップに売られており、なんだか制作意欲が湧きません。
そこで…
つい最近、返信用封筒を使ったときに「行」を消して「御中」と書いたことを思い出し、
「行」を消して「御中」と書けるハンコを作ろう!
と思い、作ってみることにしました。
2. やってみた
1) ベクタ画像エディタで「御中」のベクタデータを作成
ハンコの盤面に使う文字を描き、SVGファイル形式で出力します。
https://youtu.be/_DD_xFjjxFg?t=33
2) Blender上で 3Dモデリング
Blender上で、盤面と持ち手に分けて 3Dモデルを作り、合体させました。
https://youtu.be/_DD_xFjjxFg?t=120
3) スライサーソフトでスライスデータを作成
FLASHFORGE社純正のスライサーソフト FLASHPRINTでスライスデータを作成します。
・予想プリント時間: 1時間13分
・予想樹脂使用量: 1.71m
https://youtu.be/_DD_xFjjxFg?t=578
※使っている 3Dプリンターが FLASHFORGE社製の ADVENTURE3のため、このソフトを選択しています。
4) 3Dプリンターでプリント
ほぼスライサーソフトの予想通り 1時間15分でプリントが完了しました。
https://youtu.be/_DD_xFjjxFg?t=678
5) 使い心地を試す
文字の表面が平らでないため、部分的に押せていないところがあります。
文字表面をやすりで平らにしないといけませんね。
https://youtu.be/_DD_xFjjxFg?t=768
6) 追記:やすりで文字の表面を平らにしてみました!
後日写真掲載
3. 所感
・ハンコの上半分のオーバーハング部分はサポート材不要できれいにプリントできました。すばらしい!
・モデリング中は、ハンコの底から盤面までの高さを 30mmにしていたのですが、プリントされたものは 29.1mmでした。積層プリント中に熱せられた樹脂が重力で縮んで小さくなった?
→ メカニカルなパーツなどを作る場合 1mmほどの誤差があることに注意する必要があります。
・印刷完了時には文字の表面が平らではなく、ハンコを押したときにムラができます。
→ やすりで削って平らにする必要があります。
→ 削ることを前提に 3Dモデリング時に文字の高さを十分に確保しておく 必要があります。