1. やりたいこと
DTMで使う楽器の一つとしてボカロを使ってみたい。
2. 道具を調達
やってみるのに必要な以下の3種類の道具を調達した。
1) VOCALOID4 Editor for CUBASE : 曲編集アプリ
2) VY1 V4 : 汎用の歌声ライブラリ
3) CYBER DIVA : 英語発音用の歌声ライブラリ
「VOCALOID4 Editor」vs 「VOCALOID4 Editor for CUBASE」?
同じ値段で商品名が微妙に違う…
紛らわしい…
何が違うのか?
・前者は曲編集アプリとして「VOCALOID EDITOR」を使う。
・後者は曲編集アプリとして「CUBASE AI」を使う。
※こちらの場合、EDITORは CUBASE内で動く機能の一つとして組み込まれる。
違いはこれだけだ。
ピアノの伴奏を付けるなどしたくなったら CUBASEがあると便利そうなので、後者を購入した。
3. 全部インストール
(1) VOCALOID4 Editor for CUBASEをインストール
1) DVDからダウンローダーをインストールする。
2) ダウンローダーを使って FULL版インストーラーをダウンロードする。
3) インストールする。
4) ライセンスをアクティベートする。
5) ダウンローダーを使って UPDATE版インストーラーをダウンロードする。
6) インストールする。
※5.8GBのインストーラーのダウンロードに30分以上かかった。
※インストール作業に 1時間ぐらいかかったかも。
(2) CUBASE AI 9.5をインストール
1) 説明書に書かれている URLにアクセスする。
2) Steinberg社のアカウントを作成する。
3) インストーラーをダウンロードする。
4) インストールする。
5) ライセンスをアクティベートする。
(3) 歌声ライブラリをインストール
1) DVDからインストールする。
2) ライセンスをアクティベートする。
4. やってみる
(1) CUBASE AI 9.5を起動
とりあえず「Piano + Vocal」を選んだ。
すると Piano と Vocal の二つのトラックが作られる。
※でもこの Vocalは Vocaloidとはまったく関係なかった…
(2) オーディオデバイスを選択
Cubase AIから音が出ない!
で2時間以上も迷走してしまった…
※結果として HDMI経由でディスプレイのスピーカーから音を出すことはできなかった。
このため、マザーボードのオーディオ出力端子にスピーカーをつなぎ
[スタジオ]-[スタジオ設定] メニューを選択し、
Generic Low Latency ASIO Driver を選択し、
そして、実際に音を出させているデバイスを選択した。
これで無事に音が出るようになった。
(3) ボカロ用のトラックを追加
1) [プロジェクト]-[トラックを追加]-[インストゥルメント] メニューを選択する。
2) インストゥルメントに VOCALOID4 Inst を選択する。
要するに、新しく曲を作る楽器としてボカロを選んだのだ。
(4) ボカロ・エディタを開く
1) 上記(3)で作成したボカロ用トラックを選択する。
2) [鉛筆]アイコンを選択する。
3) タイムライン上の任意の区間(=曲を作りたい区間)を矩形に選択する。
4) [オブジェクトの選択]アイコンを選択し、上記3)で作った区間を選択する。
5) [MIDI]-[VOCALOID4エディターを開く] メニューを選択する。
するとボカロ・エディタが開いた。
※この時点で鍵盤を押すとボカロの声が聞こえるはず。
※もし声が聞こえないならばサウンド設定がミスっているので、上記(2)を確認する。
(5) ボカロに歌わせる
1) [鉛筆] アイコンを選択し、後は己の勘に任せてガシガシと歌を入力する。
(6) 歌声ライブラリを選ぶ
1) 小さなウィンドウの [鍵盤] アイコンを押すと画面が下方向に展開される。
2) 複数の歌声ライブラリをインストールしている場合、ここで選べる。
(7) 最後にオーディオファイル出力する
1) [ファイル]-[書き出し]-[オーディオミックスダウン] メニューを選択する。
2) 諸々のパラメータを好みに合わせて設定し、[書き出し] ボタンを押下する。
5. できた
即席でドレミの歌を歌わせてみた。
初音ミクではない。無名の鼻詰まりのお姉さんの声だ。
数分でこんな物が作れるとは、楽しいおもちゃになりそうだ!
もっと凝ったものを作ってみたいなぁ…