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1. やりたいこと
Youtubeに動画をアップするとき、写り込んだ見知らぬ人や、知人、家族の顔を隠したい時がある。
でも…
映像だから人が動く。
つまり…
人の動きに合わせて、モザイクを付ける場所を動かす必要がある。
Adobe Premier Pro には、これを楽に実現する手段があるそうなので、これを学んでみたい。
2. やってみる
こちらの「滑り台で遊ぶ子ども」の顔をモザイクで隠してみたい。
1) モザイク・エフェクトを追加する。
1) 「エフェクト」を選択する。
2) 「ビデオエフェクト」-「スタイライズ」-「モザイク」を選択し、タイムラインの映像にドラッグ&ドロップする。
※検索窓に「モザイク」と入力してもよい。
映像全体にモザイクがかかるので、範囲を絞りたい。
3) 今回は円形の範囲内にモザイクをかけたいので「楕円形マスクの作成」を押下する。
4) 「マスク1」が生成されるので、その配下の水平ブロックと垂直ブロックの値を変えて、モザイクの大きさを調整する。
5) 映像上に表示された楕円の大きさと位置を調整する。ここでは子供の顔にかぶさるようにした。
2) モザイクを自動追尾させる。
これが Premier Proのすごいところ!
複数のフレームをまたがり、顔を自動的に追尾してモザイクを付けてくれる。
1) 「マスク1」-「マスクパス」で「▶ 選択したマスクを順方向にトラック」を押下する。
すると…
こんな感じで自動的に顔を隠してくれる!
なんと素晴らしい!
3. 応用
上述の例は、とても上手く行った特別なケースだ。
子どもの滑り台とは違い、人の動きはもっと複雑な場合が多いからだ。
つまり…
上述の自動追尾機能では、人の顔からモザイクが外れてしまうことが多々ある。
ではどうすれぼよい?
1) キーフレームごとにモザイクの位置と大きさを決める。
Adobeのツールでは、キーフレーム という概念をよく使う。
例えば、映像の3フレーム目と7フレーム目でモザイクの大きさと位置を決めておく。
すると…
その間の4~6フレーム目は、3と7から自動的に内挿計算された大きさと位置で、モザイクを表示してくれる。
急に人の向きが変わる場合など、その変化点にキーフレームを設定しておけばよいのだ。
その間は Premier Proが自動的に内挿計算して補完 してくれる。
キーフレームの設定は簡単だ。
映像をコマ送りし、そのコマでモザイクの位置や大きさを変更すれば、自動的にそこをキーフレームとしてくれる。
また、
どのフレームがキーフレームなのか?
は、モザイク横のタイムラインを見ればわかる。キーフレームには◆が表示されている。
この上にカーソルを移動し、不要になったキーフレームを削除することも出来る。
当然だが…
モザイクの動きを細かく制御したいならば、必然的にキーフレームの数が増える。
3. 所感
・Adobe公式のチュートリアルを見て学ばせていただいたが、習うより慣れろだと実感した。
→ 自分で手を動かしてみないと行間が読めない。
→ 与えられた情報から、自分で内挿補完してみることが大事!
4. 参考情報
ありがとうございます。 m(_ _)m
https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/using/masking-tracking.html