(76) 【Blender 2.9】 TIPS : オブジェクトの原点を任意の位置にする。

投稿者: | 2021年6月16日

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この記事は最終更新から 1206日 が経過しています。

1年のブランクがあるとこんなことも忘れてしまう…
脳内の記憶に頼れない年齢になってきているので、ここに手順を記録しておこう。

1. やりたいこと

オブジェクト上の任意の点を、
そのオブジェクトの原点にしたい。

オブジェクトの原点とは?
回転や移動の基準となる点のことだ。

2. やってみる

以下にいくつか操作例を示す。

例1 : 底面の中央を原点にしたい。

やりたいことは?

オブジェクト作成時、その原点はオブジェクトの重心に設定されている。

これを下図のように、オブジェクトの原点をオブジェクトの底面中央に移動したい。

操作手順

(1) [Tab]キー押下などで、Edit Mode へ移行する。

(2) 編集対象として 面(=Face) を選択する。
(3) 底面を選択する。

(4) [Mesh] – [Snap] – [Cursor to Selected] メニューを選択し、面の中央に 3Dカーソルを移動する。
[Shift] + [S] キー押下でも同じことが出来る。

(5) [Tab]キー押下などで、Object Mode に 戻る。
この時点で、下図のようになっている。
・オブジェクトの原点は、オブジェクトの重心にある。
・3Dカーソルは、オブジェクトの底面中央にある。

(6) オブジェクトを選択した状態で右クリックし、[Set Origin] – [Origin to 3D Cursor] メニューを選択する。

すると…
オブジェクトの原点が 3Dカーソルの位置に移動した。

(7) この後、原点をワールド座標の原点に移動したければ、オブジェクトの Location項目を (0,0,0)に設定すればよい。

長くなったので要約すると?

Step 1 : Edit Mode[Shift]+[S][Cursor to Selected]
Step 2 : Object Mode[Set Origin] – [Origin to 3D Cursor]
これだけ覚えておけば良さそうだ。

ここでは、面中央への移動について記したが、移動目標が線でも点でも操作手順は同じだ。


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