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【1】やりたいこと
うちの子どもが Legoでトイレに人形の頭を付けて遊んでいる。
どうやら YouTubeで人気の動画の影響らしい。
Skibidi Toiletなる YouTube動画が面白いのだそうな。
https://www.youtube.com/@DaFuqBoom
小さな人形を大量生産するのは 3Dプリンターが得意とするところ。
購入したばかりの 3Dプリンター Bambu Lab P1S の試運転を兼ねて、Legoフィギュアの頭を付けられるトイレを作ってみることにした。
【2】3Dモデリング
いつものように [Mesh]-[Cube] を変形してトイレを作る。
あれこれと試行錯誤した過程を記録していなかった…
出来上がったモノの画像だけでも載せておこうか。
レンダリングした結果は以下の通り。
バランスが悪くて後方に倒れそうなので、便器の台座を大きめにした。
【3】3Dプリント
Bambu Lab P1S でプリントした結果がこちら。
スライサーソフトの設定はデフォルトのまま一切弄っていないが、なかなかキレイにプリントしてくれた。
うちの子どもが作った「テレビマン(?) vs トイレ軍」に加勢してみた。
思い通りのモノを手軽に形にできる、
こんな遊びができるのも 3Dプリンターの大きな魅力です。
【4】Array Modifierで増産
うまくプリントできたので、子どものおもちゃを増産することにした。
小物を大量生産できることが、3Dプリンターの大きな魅力だ。
Blender上で Array Modifierを X方向、Y方向に 2回使い、5 x 5 = 25個を並べた。
ここで注意!
造形物の間隔を狭くすると、モジャる原因になる!
そこで…
造形物を並べるときは、適度に間隔を空けること。
また、
造形中にオブジェクトの一つがモジャったとき、オブジェクトを除去するとそこが中空放出になり他にモジャが伝染する。
そこで…
モジャを早期発見できたら、モジャだけをハサミで切ること。
あと…
デフォルトのプリント速度が速すぎて、小さな造形物の失敗が連続する。
そこで…
スライサーソフトの設定で、Gコード出力時にプリント速度を落とす設定(200mm/s → 50mm/sなど)に変更すること。
3Dプリントには 4時間を要したが、3Dプリンター本体に内蔵されたカメラで進捗状況を確認出来て便利だ。
Bambu Lab P1S は、台座上で 25cm x 25cmまで造形できる。
3cm x 2cm の小物を 25個同時にプリントすることも可能だ。
今まで使っていた FlashForgeの Adventurer3では、台座いっぱいに造形物を並べると端の方で台座からの剥がれが多発し、失敗する頻度が高かった。
今回購入した P1Sでは、プリント開始一層目の固着が安定していて、台座いっぱいにプリントしても問題なさそうだ。(今のところは…)
早速子どもに遊んでもらった。
「もっといっぱいほしい」
とのことだが、とうちゃんは他のモノを作りたい。