(18) 簡易オシロスコープを入手

投稿者: | 2018年4月27日

この記事は最終更新から 1268日 が経過しています。

1. ほしかった物

過去投稿の (16) 音楽再生回路でコンデンサのありがたさを知る ではバイパスコンデンサのフィルター効果に感激した。ぜひその働きを目で見たいと思ったのだが、オシロスコープを持っておらず、スピーカーが発する音から雑音が消えたことでキレイにフィルタリングされた電気の流れを想像することしかできなかった。

オシロがほしい!
でも高い…

(1) 選定条件

かつて組み込みエンジニアだった頃には、職場で 1本 10万円以上もするプローブを付けた数百万円のロジアナやオシロを使っていたが、いざ自分のお小遣いで買おうとすると手が出ない。
そんなに高機能な物はいらないと絞って探しても、数万円は軽く飛んでしまう。

そこで割り切った。

・多チャンネルはいらない。(プローブ 1本繋げればよい)
・画面はスマホぐらい小さくてもよい。
・Made in Japanに拘らない。
・予算は 1万円まで。

(2) 買う物を決定

3,000円弱の組み立てキットから 1万円すれすれのハンディタイプまで数機種を比較した結果、これに決めた。

DSO 112A

中国の JYE Tech Ltd. なるメーカー製のハンディタイプ 1チャネルのオシロスコープで実売価格は 7,000円ほど。
ネット上の口コミを見てもそれほど酷評されていなかったので、ダメなら諦める覚悟で購入してみた。

2. 開封

第一印象は 「おまえ、ちっこいなぁ」 だった。
外箱ですら iPhone5と比較してもこの大きさだ。

手のひらサイズのテスターと比較してもこの通りの小ささ。

中身を取り出すとこんな感じ。
USBのコネクタが巨大に見えるくらいに小さいのだ。

内容物は以下の通り。
1) オシロ本体
2) プローブ 3種類
3) 充電&ファームウェアダウンロード用USBケーブル
4) 簡易取扱説明書

3. 使用前準備

(1) バッテリーの充電スイッチON

取説では
「購入直後は本体上部左側の穴の中にあるスイッチを右から左に動かせ」
と書いてあるのだが、ピンを差し込んでスイッチを動かそうとしても、それに触れている感触がまったくない…

とりあえずパネルを開けて中を見てみた。
すると…

この写真ではわかりにくいが、スイッチが穴からずれた位置にあり、穴から棒を差し込んでも触れられないではないか…

なんということでしょう。
Made in Japanではまずお目にかかれないことかと…

しかし目的はスイッチをONすることなので、気を取り直してスイッチを左へ切り替える。

USBケーブルを挿すと、バッテリー充電中を表す赤色のLEDが点灯した。
ひとまず安心…

ちなみにこの赤色LEDは、箱の外側からも透けて見える。
このように透けて見えていない場合はスイッチOFFの状態なので、パネルを開けてスイッチをONする必要がある。(充電完了時には消灯する)

なお、取説には「10時間以上つないでおけ」と書かれている。
充電開始から約 1時間でLEDが消灯したが、そんなに差があるものなのか?

(2) ファームウェアのアップデート

メーカー公式のファームウェアダウンロードサイトを開く。

ちなみに届いた品の起動画面を見ると以下の通り。
Bootloader: ver. 113-11205-024
FW: ver. 113-11201-211

あれっ?

ファームウェアダウンロードサイトで公開されているプログラムの方が古い?
このページで公開されている最新バージョンは以下の通り。
Bootloader: ver. 113-11201-127 [2015.11.07]
FW: ver. 113-11201-211

むむむ…
さっきの充電スイッチのこともあり、不穏な空気が私のデスクの上を漂う…

4. 使ってみる

気を取り直し、LEDを点灯するだけの簡単な回路を組んでこのオシロを使ってみる。

(1) 電源ON

・回路全区間の入口と出口で挟む。
・本体下側中央の P ボタンを押下する。(Pとは書いていないが取説ではそう呼んでいる)

(2) まずは校正

・回路全区間の入口と出口で挟む。
・画面左上の [Menu] を押下する。

・[VPos Cal.] を押下する。

(3) 回路の電源OFF状態

・回路全区間の入口と出口で挟む。
・当然 0Vだ。

(4) 回路の電源ON状態

・回路全区間の入口と出口で挟む。
・3Vで安定している。

・100Ωの抵抗の両端を挟む。
・約1.2Vで安定している。

・LED(VF=2.1V)の両端を挟む。
・約1.8Vで安定している。

(5) RUN / STOP

・画面右上の [Running] を押すと止まる。 Runing中に[P]ボタンでも止まる。
・画面右上の [Hold] を押すと再び動き出す。 Hold中に[P]ボタンでも動き出す。

(6) Y軸のスクロール

・画面の左半分をタッチしたまま上下に動かすと、Y軸がスクロールする。
・画面の右半分をタッチしたまま上下に動かすと、トリガー閾値が上下に移動する。

(7) その他の操作

TOP画面上では以下の 5か所を押下すると機能実行 or サブ画面表示される。
「習うより慣れろ」なのでこれからいろいろと弄ってみよう。

5. 所感

・ネット上の口コミに書かれていた通りの印象を受けた。
 すなわち、現時点の私の電子工作のようなライトな用途であれば、機能的に十分なのではないかと思う。
・ハンディタイプなのでちょっと気になった時に気軽に取り出して使えるのは大きい。
・画面構成はシンプルでキレイ、余計なものが無くてよい。
・動作も重たくは感じない。軽快に使えている印象だ。
・今後はテスターのようにちょくちょく使ってみようと思う。
・これで物足りなくなるような物を作れる日が来ることを願うばかり…
・「安かろう悪かろう」でないこと、すぐに壊れないことを祈るばかり…
・電圧をのぞき見したい私の欲求を満たしてくれた。値段を考えれば現時点では大満足だ。

趣味の電子工作で使う安価なオシロが欲しいとお思いの方には、満足できる物かと思います。
私はココ(↓)で購入しました。怪しくてだいぶ迷いましたが… 結果として良かったです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)