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1. 出題頻度が高いので理解度UPが必須
過去問を解いていたら、以下の2パターンの問題に遭遇した。
・損益分岐点の算出
・任意の利益が得られる売上高の算出
出題頻度が高いようなので、確実に正解を出せるようにしておきたい。
2. やってみる
(1) 変動比率
損益分岐点の算出では、以下の大前提(=制約)がある。
商品の売上高に対して、変動費の比率は一定である。
図示すると以下の通り。
(2) 損益分岐点
損失が0、利益が0、すなわち売上高と経費が一致する点が損益分岐点だ。
図示すると以下の通り。
損益分岐点では「売上高=経費」が成立するので、以下の2式が同時に成立する。
以下のように式を変形すると、変動比率と固定費から損益分岐点の売上高を算出できる。
(3) 任意の利益が得られる売上高を求める。
上式を使って、任意の利益が得られる売上高を求めることができる。
例)利益 Pが得られるときの売上高は?
3. 過去問で練習
【過去問#1】平成26年春季 問78
売上高と変動費の値が提供されているので、変動比率を算出する。
固定費は売上金額に影響されず固定だ。
損益分岐点では、売上高=経費(固定費+変動費)であるため、以下の等式が成り立つ。
これを変形し、与えられた値を代入して損益分岐点の売上高を算出する。
答えは 625百万円、選択肢エが答えだ。
もし…
理屈はいらないから答えだけを出したい
という場合は、以下の式に与えられた値を放り込めばよい。
【過去問#2】令和元年秋季 問78
まずは与えられた売上高、変動費から変動比率を求める。
固定費と目標利益も与えられている。
求める売上高は、
固定費+変動費+利益
なので、以下の式で求められる。
答えは 120百万円、選択肢イが答えだ。
もし…
理屈はいらないから答えだけを出したい
という場合は、以下の式に与えられた値を放り込めばよい。
4. 所感
・上式をいろいろと変形すれば基本情報技術者試験の問題が解けそうだ。