(9) 並列回路で電球が光らない…

投稿者: | 2018年4月21日

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1. 「あれっ?」と思ったこと

電球が光らなかった。
しばらく「あれっ?」と考えてしまった。

2. 原因

並列区間で一方の電圧が 0[V] の場合、もう一方も 0[V] になり電流が流れない。
よって電球が光らない。

改めて書くまでもないのだが、上記の並列区間の抵抗 Rは以下の通り。
R = R2・R3 / (R2 + R3)
ここで R2 = 0 だから
R = 0
となる。

よって、E = 3[V]の場合、
E1 = 3[V]
E2 = E3 = 0[V]
となる。

オームの法則 E = I・R から、
E3 = I3 x R3
このとき R3 ≠ 0 であるから、E3 = 0 になるためには I3 = 0 である。
よって電球に電流が流れず光らない。

つまり…
理論上は抵抗値 0の R2側を全電流が流れてしまう。

3. 実験

(1) 並列区間で抵抗0の線側に全電流が流れてしまう。

以下のような回路を組んで実験してみた。

前述のように、電流は抵抗=0の側を流れるので、並列区間に設置したLED2は点灯できない。

では、今度は下図のように並列区間の抵抗=0の側を道を切断してみる。

当然だが今度は LED2も点灯する。


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