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「(14) 【MT5】 バックテストで最適パラメータセットを探す」 では、パソコンが唸りを上げて今にも焦げ臭いにおいがしてきそうだったのでバックテストを中止した。
ヤフオクでワークステーションを買おう。
と思ってから約20日後、ヤフオクでよさげな WSを購入した。
マシン要件
ヤフオクには常時 100台以上のワークステーションが出品されている。
上を見れば 30万円前後の物、下を見れば 1万円前後の物、目利きと運が試される。
欲を言えば
・Intel Broadwell世代以降の many coreな Xeonプロセッサ
・しかも Dual搭載
・メモリは 64GB以上
・HDDは SAS
のマシンが欲しいが、これだと軽く20万円を超えてしまう。
※数年前に新品購入すれば軽く 100万円を超えてしまう構成だ
しかも、この辺りのスペックのマシンを高負荷状態で稼働すれば消費電力は1kWに近づくだろう。
東京電力と 20A契約の我が家では、
「冷蔵庫 + 炊飯器 + エアコン + ワークステーション」
でブレーカーが落ちてしまうと思う。
予算と消費電力の問題から、今回はピンキリの「キリ」でよいと割り切り、低予算&中下スペックなマシンを探すことにした。
してその要件は、
1) 消費税、送料込みで上限 4万円
2) シングル・プロセッサ、ただし PASSMARK CPUベンチマークのスコアが9000点以上
3) Windows10搭載
4) メモリ 16GB以上
5) 信頼性の高いメーカー(HP, DELL)
候補は HP Z220 / Z230 / Z240
メーカーの販売資料はこちら。
Z220 (PDF)
Z230
Z240
最初は PASSMARK CPUベンチスコアが 10000ポイントを超える Xeon E3-1280 v6を搭載した Z240を狙っていた。
しかし出品数が少ない上に、出たかと思えば軽く4万円の壁を越えてしまうためこれは断念。
最終的に Z220に的を絞った。
こちらは即決価格 3万円台から複数台が出品されている。
ヤフオク Z220
★ HP Z220 with E3-1280 v2に決定 ★
さすがは HP社製のワークステーション!
筐体内部は高い機能性を持ち、今後マザボ等が壊れてもパーツを入れ替えて使い続けられそうなPCケースだ。
職場では当たり前のように目にする MADE IN TOKYO が初めて自宅に来た。
ちょっと小ぶりなのが来たけど、同業者の方にはこの喜びをわかってもらえるかもしれない。
土建業の方であれば自宅の庭用にKOMATSUブランドの小型ショベルカーを購入したような感覚だろうか。
PASSMARKベンチマークを実行してみた。
GPUを除き、自分のメインPC(Core i7 3770 + B75)とほぼ互角の数値だ。
何回か計測したが CPUスコアは 9200 ~ 9300だった。
今回GPUはあんまり関係ないけど、DQ10ベンチマークでもそこそこの結果が出た。
ゲーム用途にも使えそうだ。
ちなみに自宅にある GTX780だと 18,000点前後、GTX760だと 16,000点前後のスコアが出る。
Quadroは OpenGL用、GTXは DirectX用にチューニングしてあるそうなので、DirectXを使っている Windowsゲームのベンチ結果では比較できないけど。
早速前回 「(14) 【MT5】 バックテストで最適パラメータセットを探す」 で完結できなかったバックテストを実行してみよう。
パソコン2台でもディスプレイは一つ
現在ヤフオクに出品されているWindowsワークステーションの多くには Windows7 Pro, Windows10 Proがインストールされている。Pro版の場合はリモートデスクトップ機能が使用できるため、ディスプレイは1個でよい。
ちなみに我が家の場合は以下のように使用している。
(主) 趣味用パソコン: Windows10 Home
(副) バックテスト用ワークステーション: Windows10 Professional
下図のように、(主)機の画面上にリモートデスクトップで (副)機の画面を表示させている。
これでディスプレイ設置場所と電気代が節約できる。