(107) Intel NUC + Ubuntuに外部HDDを繋げて使う。

投稿者: | 2018年11月8日

2,350 views

この記事は最終更新から 2161日 が経過しています。

1. やりたいこと

ここ数日 Intel NUC を弄るのが楽しくて毎日遊んでいる。
(103) Intel NUCを Subversionサーバーにする。 【採用決定】
(104) Intel NUCに Redmineを入れる。
(106) Intel NUCを VNCリモートデスクトップで使う。

今回は、
うちの中に転がっている古いポータブル HDDを Intel NUCに繋いで使いたい。

使うのはこのポータブル HDDだ。

Intel NUC BOXNUC7PJYH には USB3 の口が 3個あるので USB3接続できる HDDを使いたかった。
でもうちにある余ったポータブル HDDはこれ(USB2接続の物)しかないので、一先ずこれを使う。

2. やってみる

(1) Intel NUCとポータブル HDDを繋ぐ。

1) 物理的に繋ぐ。

Intel NUC 背面の USB3コネクタに、USB2接続のポータブル HDDを繋ぐ。
当然だが USB2 の速度でしかデータ通信できない…

2) Intel NUC Ubuntuで認識されていることを確認する。

$ fdisk -l

Disk /dev/sdb: 298.1 GiB, 320072933376 bytes, 625142448 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: dos
Disk identifier: 0x8e34d7f5

Device     Boot Start       End   Sectors   Size Id Type
/dev/sdb1          63 625137344 625137282 298.1G  7 HPFS/NTFS/exFAT

ポータブル HDDが /dev/sdb として認識されていた。

(2) ポータブル HDDをフォーマットする。

1) パーティションを作る。

$ sudo fdisk /dev/sdb

Command (m for help): d    # dコマンド : 既存パーティションのクリア
Selected partition 1
Partition 1 has been deleted.

Command (m for help): n    # nコマンド : パーティションを作成
Partition type
   p   primary (0 primary, 0 extended, 4 free)
   e   extended (container for logical partitions)
Select (default p): p
Partition number (1-4, default 1): 1
First sector (2048-625142447, default 2048):
Last sector, +sectors or +size{K,M,G,T,P} (2048-625142447, default 625142447):

Created a new partition 1 of type 'Linux' and of size 298.1 GiB.

確認すると /dev/sdb1 が作られている。

Command (m for help): p
Disk /dev/sdb: 298.1 GiB, 320072933376 bytes, 625142448 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: dos
Disk identifier: 0x8e34d7f5

Device     Boot Start       End   Sectors   Size Id Type
/dev/sdb1        2048 625142447 625140400 298.1G 83 Linux

2) フォーマットする。

今回は ext4 ファイルシステムでフォーマットする。

$ sudo mkfs -t ext4 /dev/sdb1
mke2fs 1.44.1 (24-Mar-2018)
/dev/sdb1 contains a ext4 file system
        created on Thu Nov  8 20:12:44 2018
Proceed anyway? (y,N) y
Creating filesystem with 78142160 4k blocks and 19537920 inodes
Filesystem UUID: bfc0b9ce-4524-4186-a81f-47087478d6d1
Superblock backups stored on blocks:
        32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208,
        4096000, 7962624, 11239424, 20480000, 23887872, 71663616

Allocating group tables: done
Writing inode tables: done
Creating journal (262144 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information:
done

(3) 適当な所にマウントする。

今回は /mnt/ext/hdd1 にポータブル HDDをマウントする。

$ sudo mkdir -p /mnt/ext/hdd1
$ sudo mount /dev/sdb1 /mnt/ext/hdd1

次回起動時に自動的にマウントさせるために /etc/fstab にも書いておく。

$ sudo vi /etc/fstab

以下を追記する。

/dev/sdb1 /mnt/ext/hdd1  ext4    defaults  0 0

再起動してマウントされているかを確認してみる。

$ sudo reboot

再起動後に見てみる。

$ ls -l /mnt/ext
total 4
drwxr-xr-x 3 root root 4096 Nov  8 20:20 hdd1

OKだ!

(4) ユーザーが使えるようにする。

ここではユーザー hoge がポータブル HDD上の自分用ディレクトリ配下を自由に使えるようにしておく。

1) ユーザー専用のディレクトリを作る。

$ sudo mkdir -p /mnt/ext/hdd1/hoge
$ sudo chown hoge:hoge /mnt/ext/hdd1/hoge

2) ユーザーのホームディレクトリからシンボリックリンクを張っておく。

ニーモニックと同様に「右 or 左」で迷ってしまうことがある。
左: リンク先へのパス
右: シンボリックリンクの名前

$ ln -s /mnt/ext/hdd1/hoge /home/hoge/ext1

これで ~/ext1 として外部接続ポータブル HDDにアクセスできるようになった。
貴重な SSDに書き込みたくない雑用画像データ等はこちらに書き込もう。

3. 所感

・とりあえず Intel NUC に余ったポータブル HDDを繋げてみたが…
 あんまり必要ないようにも思う。

4. 参考情報

ありがとうございます。 m(_ _)m
https://www.linuxmaster.jp/linux_skill/2013/06/etcfstab.html


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です