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1. やりたいこと
ここ数日 Intel NUC を弄るのが楽しくて毎日遊んでいる。
(103) Intel NUCを Subversionサーバーにする。 【採用決定】
(104) Intel NUCに Redmineを入れる。
(106) Intel NUCを VNCリモートデスクトップで使う。
今回は、
うちの中に転がっている古いポータブル HDDを Intel NUCに繋いで使いたい。
使うのはこのポータブル HDDだ。
Intel NUC BOXNUC7PJYH には USB3 の口が 3個あるので USB3接続できる HDDを使いたかった。
でもうちにある余ったポータブル HDDはこれ(USB2接続の物)しかないので、一先ずこれを使う。
2. やってみる
(1) Intel NUCとポータブル HDDを繋ぐ。
1) 物理的に繋ぐ。
Intel NUC 背面の USB3コネクタに、USB2接続のポータブル HDDを繋ぐ。
当然だが USB2 の速度でしかデータ通信できない…
2) Intel NUC Ubuntuで認識されていることを確認する。
$ fdisk -l
Disk /dev/sdb: 298.1 GiB, 320072933376 bytes, 625142448 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: dos
Disk identifier: 0x8e34d7f5
Device Boot Start End Sectors Size Id Type
/dev/sdb1 63 625137344 625137282 298.1G 7 HPFS/NTFS/exFAT
ポータブル HDDが /dev/sdb として認識されていた。
(2) ポータブル HDDをフォーマットする。
1) パーティションを作る。
$ sudo fdisk /dev/sdb Command (m for help): d # dコマンド : 既存パーティションのクリア Selected partition 1 Partition 1 has been deleted. Command (m for help): n # nコマンド : パーティションを作成 Partition type p primary (0 primary, 0 extended, 4 free) e extended (container for logical partitions) Select (default p): p Partition number (1-4, default 1): 1 First sector (2048-625142447, default 2048): Last sector, +sectors or +size{K,M,G,T,P} (2048-625142447, default 625142447): Created a new partition 1 of type 'Linux' and of size 298.1 GiB.
確認すると /dev/sdb1 が作られている。
Command (m for help): p
Disk /dev/sdb: 298.1 GiB, 320072933376 bytes, 625142448 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: dos
Disk identifier: 0x8e34d7f5
Device Boot Start End Sectors Size Id Type
/dev/sdb1 2048 625142447 625140400 298.1G 83 Linux
2) フォーマットする。
今回は ext4 ファイルシステムでフォーマットする。
$ sudo mkfs -t ext4 /dev/sdb1 mke2fs 1.44.1 (24-Mar-2018) /dev/sdb1 contains a ext4 file system created on Thu Nov 8 20:12:44 2018 Proceed anyway? (y,N) y Creating filesystem with 78142160 4k blocks and 19537920 inodes Filesystem UUID: bfc0b9ce-4524-4186-a81f-47087478d6d1 Superblock backups stored on blocks: 32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208, 4096000, 7962624, 11239424, 20480000, 23887872, 71663616 Allocating group tables: done Writing inode tables: done Creating journal (262144 blocks): done Writing superblocks and filesystem accounting information: done
(3) 適当な所にマウントする。
今回は /mnt/ext/hdd1 にポータブル HDDをマウントする。
$ sudo mkdir -p /mnt/ext/hdd1 $ sudo mount /dev/sdb1 /mnt/ext/hdd1
次回起動時に自動的にマウントさせるために /etc/fstab にも書いておく。
$ sudo vi /etc/fstab
以下を追記する。
/dev/sdb1 /mnt/ext/hdd1 ext4 defaults 0 0
再起動してマウントされているかを確認してみる。
$ sudo reboot
再起動後に見てみる。
$ ls -l /mnt/ext
total 4
drwxr-xr-x 3 root root 4096 Nov 8 20:20 hdd1
OKだ!
(4) ユーザーが使えるようにする。
ここではユーザー hoge がポータブル HDD上の自分用ディレクトリ配下を自由に使えるようにしておく。
1) ユーザー専用のディレクトリを作る。
$ sudo mkdir -p /mnt/ext/hdd1/hoge $ sudo chown hoge:hoge /mnt/ext/hdd1/hoge
2) ユーザーのホームディレクトリからシンボリックリンクを張っておく。
ニーモニックと同様に「右 or 左」で迷ってしまうことがある。
左: リンク先へのパス
右: シンボリックリンクの名前
$ ln -s /mnt/ext/hdd1/hoge /home/hoge/ext1
これで ~/ext1 として外部接続ポータブル HDDにアクセスできるようになった。
貴重な SSDに書き込みたくない雑用画像データ等はこちらに書き込もう。
3. 所感
・とりあえず Intel NUC に余ったポータブル HDDを繋げてみたが…
あんまり必要ないようにも思う。
4. 参考情報
ありがとうございます。 m(_ _)m
https://www.linuxmaster.jp/linux_skill/2013/06/etcfstab.html