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この記事は最終更新から 1990日 が経過しています。
1. やりたいこと
我が家では Raspberry Pi Zero W を壁にかけて Wi-Fi温度計として使用している。
この実装については以下の過去記事に記載している。
(91) 【連載1-1】初ラズパイ: 選定&入手編
(92) 【連載1-2】初ラズパイ: WiFiで繋ぐ
(93) 【連載1-3】初ラズパイ: 温度センサーをつなぐ
(94) 【連載1-4】初ラズパイ: 温度データをSCPで周期転送
実装から約一年間、今日まで問題なく使えていたが、今日突然動かなくなった…
原因を調査すると、ラズパイと Wi-Fiルーターとの接続が切れている!
その原因は…
Wi-FiルーターのSSID報知を禁止したこと!
つまり…
ステルスSSIDに変更したこと。
そこで…
ラズパイをステルスSSIDに繋げるようにしたい!
2. やってみる
1) パスフレーズを暗号化する。
$ SSID="myrouter" $ PASSPHRASE="iuweifuwhi2" $ wpa_passphrase $SSID $PASSPHRASE network={ ssid="myrouter" #psk="iuweifuwhi2" psk=6c3b8cf9a09579085f0c390b92b782f7a8773c4aa829012966394d38236e55d1 }
2) そのパスフレーズを使って Wi-Fi接続設定を変更する。
$ sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
開いたファイル中で以下を変更する。
1. scan_ssid=1 を追記する。
2. 上記1)で出力した psk に書き換える。
before
network={ ssid="myrouter" psk="iuweifuwhi2" key_mgmt=WPA-PSK }
after
network={
ssid="myrouter"
scan_ssid=1
psk="6c3b8cf9a09579085f0c390b92b782f7a8773c4aa829012966394d38236e55d1"
}
この後、ラズパイを再起動し直せばステルスSSIDに接続できる。