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この記事は最終更新から 809日 が経過しています。
CentOS Linuxの今後について、Red Hatから以下のようにアナウンスされている。
CentOS Linux 7は、2024年6月30日で更新終了、
CentOS Linux 8は、2021年12月31日で更新終了、
CentOS Linux 9は、リリースしない。
現在自分は、
さくらのVPSで CentOS Linux 7を 2環境
自宅サーバーで CentOS Linux 7, CentOS Linux 8を 1環境ずつ
を所有しているので、この話題は 他人事ではない。
では…
なぜ終了するのか?
については、こちらの Red Hatブログにわかりやすく書かれている。
https://www.redhat.com/ja/blog/faq-centos-stream-updates
ずばり…
この部分の説明だろうか。
RHEL製品版から一部の機能をそぎ落としたのが CentOSだ。
つまり…
CentOSは RHELのリビルドであり、クローンだ。
そんな物に対して、今現在 Red Hatは大きな価値を感じないのだと。
CentOSは RHELのすそ野を拡大するという大きな役割を果たして来た。
自分もその恩恵を受け続けてきた一人だ。
では、その代替として示されている CentOS Streamとは?
その関係性がよくわかるのが、こちらの CentOS公式ブログ記事だ。
https://blog.centos.org/2020/12/centos-stream-is-continuous-delivery/
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この図がとってもわかりやすい。
従来の CentOS Linuxが、製品版 RHELから機能をそぎ落としたクローンであったのに対して、
CentOS Streamは、RHEL開発ストリームを構成する立ち位置、すなわち 試作版 なのだ。
よって…
従来の CentOS Linuxと比べて不具合が多く残っているかも…
であろうことが、従来の CentOS Linuxとの差だなぁ。
よって…
機能的には従来の CentOSと大差はないだろうと。
職場の RHELに似た環境を自宅にも作りたい
という動機で CentOS Linuxを使っていた自分にとっては、
CentOS Streamへの移行は大きな問題にはならなさそうだ
と楽観視している。
でも…
商用で CentOS Linuxを使っている人は心配だろうなぁ…
追記 2022/07/17 : 現時点では RHEL8.6を使用中
この記事を投稿してから、すでに16カ月が経過した。
今現在、自宅環境をどうしているのか?
現時点では、CentOSの代替として Red Hat Enterprize Linux を無料で使用中だ。
本日時点で、1ユーザーにつき 16環境まで無料でインストール&利用させていただける。
https://www.redhat.com/ja/technologies/linux-platforms/enterprise-linux
Red Hatの無料ライセンス枠の縮小や、他のディストリビューションの普及状況などを見て、今後どうするかを検討して行く。