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1. やりたいこと
インストールしたばかりのまっさらな状態の RHEL8.5マシンを WEBサーバーとして使えるようにしたい。
2. やってみる
以下の手順で作業する。
1/3 : firewallで HTTP通信を許可
2/3 : WEBサーバ(Apache)をインストール
3/3 : TOPページを作る
1/3 : firewallで HTTP通信を許可
以下、root権限で操作を実行する。
現在使用可能なサービスを表示する。
# firewall-cmd --list-services cockpit dhcpv6-client ssh
httpが無いのでこれを追加する。
# firewall-cmd --permanent --add-service=http # firewall-cmd --reload
もう一度、使用可能なサービスを表示する。
# firewall-cmd --list-services cockpit dhcpv6-client http ssh
使用可能なサービスに httpが追加された。
public zoneの設定を表示して眺める。
# firewall-cmd --zone=public --list-all public (active) target: default icmp-block-inversion: no interfaces: eno1 sources: services: cockpit dhcpv6-client http ssh protocols: forward: no masquerade: no forward-ports: source-ports: icmp-blocks: rich rules:
2/3 : WEBサーバ(Apache)をインストール
もしかして既に入っている?
# systemctl status httpd.service ● httpd.service - The Apache HTTP Server Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/httpd.service; disabled; vendor preset: disabled) Active: inactive (dead) Docs: man:httpd.service(8)
未起動状態なだけ。
既にインストールされていた。
もしいなければ yumでインストールする。
# yum install -y httpd httpd-devel httpd-tools
電源投入時に Apacheを常時起動にしておく。
# systemctl enable httpd.service # systemctl list-unit-files | grep httpd httpd-init.service static httpd.service enabled httpd@.service disabled httpd.socket disabled
3/3 : TOPページを作る
Apacheの DocumentRootディレクトリを確認する。
# less /etc/httpd/conf/httpd.conf
DocumentRootは /var/www/html とのこと。
変える必要もないのでこのまま使用する。
# DocumentRoot: The directory out of which you will serve your
# documents. By default, all requests are taken from this directory, but
# symbolic links and aliases may be used to point to other locations.
#
DocumentRoot "/var/www/html"
/var/www/html に適当なWEBページを置く。
vi /var/www/html/index.html
ここでは、以下の 1行だけを記述したテキストファイル index.html を作成した。
Hello! I'm DeskMini H470.
WEBサーバーが動いていなければ、起動しておく。
# systemctl status httpd.service # systemctl start httpd.service
WEBブラウザにこのマシンの IPアドレスを入力してみる。
できた!
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