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0. 紆余曲折あって…
CPUは 36コア 72スレッド、メモリは 128GB
我が家にとってはモンスター級のボスマシンである HP Z840 (E5-2697 v4 Dual搭載) だが、
最近は、シングルスレッド性能で圧倒的に勝る i9-9900Kマシンにボスの座を奪われつつあり、
Windowsマシンとしての稼働時間が大幅に減っている。
そこで…
Linuxマシンにして使おうかと考えたのだが、
副将 Dell T5500 (X5690 Dual搭載 12コア 24スレッド) CentOS7 Linuxマシンがまだまだ元気に活躍中だし
Windowsアプリを使う上で Z840の高スペックが役立つ場面が今後もしばしばありそうだ。
そこで…
HP Z840マシンの Windows10 Proをそのまま残し、
仮想マシン上に Linuxマシンを複数台設置することにした。
72スレッドも動かせるので、各仮想マシンに8コアを割り当てたとしても、同時に3,4台は稼働できそうだ。
いろいろと遊べる。
1. やりたいこと
最終目的は…
物理マシン「HP Z840 + Windows10」上で
仮想マシン「Hyper-V + Linux」を使いたい。
今までは Linuxマシンに VMWare, VirtualBoxを入れて仮想マシンを使っていたが、
今回の Z840では上記のような理由で物理マシン上に Windows10を入れておきたいのだ。
HP Workstation Z840に Windows10 Proがインストールされている。
この物理マシン上で、仮想マシン Hyper-Vを動作させ、RHEL9 (RedHat Enterprize Linux 9)をインストールして使いたい。
以下の 4ステップで手順を記録しておく。
Step 1 : Z840の BIOS設定で VT-xを有効化する。 ←今回
Step 2 : Windows10 Proで Hyper-Vを有効化する。 ←今回
Step 3 : Windows10の Hyper-V上に仮想マシンを作る。 ←次投稿に記述
Step 4 : 仮想マシン上に RedHat Enterprize Linux 9 をインストールする。 ←次々投稿に記述
2. やってみる
Step 1 : Z840の BIOS設定で VT-xを有効化する。
これをしておかないと Hyper-Vが動いてくれない。
(1) Z840の電源投入直後、HPロゴが表示されているときに [F10]キーを押下する。
→ BIOSセットアップ画面に入る。
(2) [Security] タブの [System Security]メニューを選択する。
(3) [Virtualization Technology (VT-x)] 項目を [Enable] に設定する。
(4) [Main] タブの [Save Changes and Exit]メニューを選択し、システムを再起動する。
Step 2 : Windows10 Proで Hyper-Vを有効化する。
(1) Windows10のタスクバーの検索窓に「機能」と入力し、「Windowsの機能の有効化または無効化」プログラムを起動する。
(2) 「Hyper-V」にチェックを付け、[OK]を押下する。