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■コマンド引数
chmod OPTION MODE FILE
(1)OPTION
OPTIONは必要な場合に指定する。
-R : 再帰的にサブディレクトリ配下も処理する。
(その他省略)
(2)MODE
以下に具体例を記す。
まず、制御対象のユーザーの指定文字は以下の通り。複数文字を連結して指定可能。
・u: ファイルのオーナー
・g: ファイルのオーナーと同じグループの他のユーザー
・o: ファイルのオーナーではなく、同じグループでもない他のユーザー
・a: 全ユーザー (ugo指定と同じ)
次に、制御する実行権の指定文字は以下の通り。+r, -rのように「+,-」で権限の付与と削除を制御する。
・r: リードアクセス権
・w: ライトアクセス権
・x: 実行権
(3) FILE
単一ファイル指定、ワイルドカード指定、ディレクトリ指定が可能
■実行例
(1) 単一ファイル「myfile.sh」に対して、ファイルオーナーの実行権を付与する。
[user@dog-server]$ ls -l myfile.sh -rw-rw-r--. 1 user user 7 8月 25 04:50 2013 myfile.sh [user@dog-server]$ chmod u+x myfile.sh [user@dog-server]$ ls -l myfile.sh -rwxrw-r--. 1 user user 7 8月 25 04:50 2013 myfile.sh [user@dog-server]$
(2) 単一ファイル「myfile.sh」に対して、ファイルオーナーの実行権を削除する。
[user@dog-server]$ chmod u-x myfile.sh [user@dog-server]$ ls -l myfile.sh -rw-rw-r--. 1 user user 7 8月 25 04:50 2013 myfile.sh [user@dog-server]$
(3) 複数ファイル「test1.txt, test2.txt」に対して、他グループユーザーにファイルのライトアクセス権を付与する。
[user@dog-server]$ ls -l *.txt -rw-rw-r--. 1 user user 10 8月 25 04:53 2013 test1.txt -rw-rw-r--. 1 user user 12 8月 25 04:53 2013 test2.txt [user@dog-server]$ chmod o+w *.txt [user@dog-server]$ ls -l *.txt -rw-rw-rw-. 1 user user 10 8月 25 04:53 2013 test1.txt -rw-rw-rw-. 1 user user 12 8月 25 04:53 2013 test2.txt [user@dog-server]$