(16) chownでファイルの所有者を設定

投稿者: | 2013年8月25日

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■コマンド引数
chown OPTION NEWOWNER.NEWGROUP FILE

(1) OPTION
OPTIONは必要な場合に指定する。
-R : 再帰的にサブディレクトリ配下も処理する。
(その他省略)

(2) NEWOWNER.NEWGROUP
新しいファイル所有者とグループを「.」もしくは「:」で連結して記述する。

これについてはちょっとややこしいのでmanより抜粋。
A)任意のユーザーへの変更
例) chown taro mydoc.txt
・ユーザ 名(もしくは数値の user ID) のみを指定した場合、それぞれのファイルの所有者は指定したユーザになり、グループは変わらない。

B)任意のユーザー、任意のグループへの変更
例) chown taro:tigers mydoc.txt
・ユーザ名に続けてコロンもしくはドットとグループ名 (もしくは数値の group ID)を間にスペースを入れずに指定した場合 、同じようにそれらのファイルのグループ所有権も指定したグループに変わる。

C)任意のユーザー、そのユーザーのグループへの変更
例) chown taro: mydoc.txt
・ユーザ名に続いてコロンもしくはドットがあるのにグループ名が無い場合、ファイルの所有権はそのユーザになり、ファイルのグループはそのユーザのログイングループに変更される。

D)任意のグループへの変更
例) chown :tigers mydoc.txt
・コロンもしくはドットとグループは指定されているがユーザ名が無い場合、ファイルのグループのみが変更される。この場合、 chown コマンドは chgrp コマンドと同じ働きをする。

(3) FILE
単一ファイル指定、ワイルドカード指定、ディレクトリ指定が可能

■実行例
(1) rootでテキストファイルを作成し、このファイルの所有者をuserに変更する。

[root@dog-server]# pwd
/home/user
[root@dog-server]# vi rootdoc.txt
[root@dog-server]# ls -l rootdoc.txt
-rw-r--r--. 1 root root 10  8月 25 05:12 2013 rootdoc.txt
[root@dog-server]#
[root@dog-server]# chown user:user rootdoc.txt
[root@dog-server]#
[root@dog-server]# ls -l rootdoc.txt
-rw-r--r--. 1 user user 10  8月 25 05:12 2013 rootdoc.txt
[root@dog-server]#

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