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RHEL(RedHat Enterprize Linux), CentOS で yum , rpm を使いたいときにコピペできる使用例を記しておく。
yumとrpmの関係については、以下のページでわかりやすく説明してくださっている。
http://blog.inouetakuya.info/entry/20111006/1317900802
1. dnf コマンド
本稿は2022/07/09に追記
上記の追記日時点では、RHEL8, RHEL9上の dnfと yumは、同じプログラム dnf-3 にリンクされている。
つまり、dnf, yumのどちらを入力しても、同じプログラム dnf-3 が起動する。
→ dnfと yumは、まったく同じ動作をする。
# which yum dnf /usr/bin/yum /usr/bin/dnf # ll /usr/bin/yum /usr/bin/dnf lrwxrwxrwx. 1 root root 5 3月 21 19:08 /usr/bin/dnf -> dnf-3 lrwxrwxrwx. 1 root root 5 3月 21 19:08 /usr/bin/yum -> dnf-3
心配な方は RedHat公式サイトの説明を参照されたい。
RHEL 9 の採用における考慮事項
2. yum コマンド
■ 登録済みのリポジトリを一覧表示
yum repolist all
■ リポジトリを追加登録
REPO=xxxxx yum install $REPO
使用可能なリポジトリは以下のページで紹介してくださっている。
https://qiita.com/bezeklik/items/9766003c19f9664602fe
■ 指定パッケージをインストール
PKG=xxxxx yum install $PKG
y オプションを付けると 「インストールしますか?」 の確認入力をスキップできる。
PKG=xxxxx
yum -y install $PKG
enablerepo オプションを付けると一時的に未登録のリポジトリからパッケージを取得できる。
REPO=zzzzz
PKG=xxxxx
yum install --enablerepo $REPO $PKG
■ 指定パッケージを検索
PKG=xxxxx yum search $PKG
■ 指定パッケージの情報を表示
PKG=xxxxx yum info $PKG
■ インストール済みパッケージをアップデート
yum update
※パッケージのダウンロードが遅い場合
[Ctrl]+を押下するとダウンロード元をスイッチして速くなる場合がある。
■ インストール済みパッケージを一覧表示
yum list installed
■ アップデート可能なインストール済みパッケージを一覧表示
yum check-update
3. rpm コマンド
yum コマンドでは登録済みのリポジトリから指定パッケージをダウンロード&インストールできる。
しかし、リポジトリに欲しいパッケージが存在しない場合はこれができない。
この場合、どこかから欲しいパッケージを入手し rpm コマンドでインストールすることができる。
自作プログラムのパッケージを作って他人様に提供するときにも、この方法が使える。
■ 指定パッケージをインストール
PCG=xxxxx
rpm -ivh $PCG
使用例でのオプション指定は以下の通り。
i : インストールする。
v : パッケージを検査する。
h : インストール状況を表示する。
■ 指定パッケージをアップデート
PCG=xxxxx
rpm -Uvh $PCG
使用例でのオプション指定は以下の通り。
U : アップデートする。
■ 指定パッケージの情報を表示
PKG=xxxxx rpm -q $PKG
■ 指定パッケージをアンインストール
PCG=xxxxx rpm -e $PCG
■ インストール済みパッケージの一覧表示
rpm -qa