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WindowsホストからLinuxサーバーにリモートログインして作業する機会が多々ある。
通常はCUIなTerminalで操作するが、たまにGnuplot等でビジュアルに実行結果を見たい時がある。
こんな時用のツールとして、もう3年以上も旧バージョンのVNC Viewer 5.xを使い続けている。
メジャーバージョンが上がっているようなので、最新版に入れ替えてみる。
【1】ダウンロード&インストール
こちらからダウンロードできる。
欲しいのはViewerだけなので「DOWNLOAD VNC VIEWER 6.x」ボタンに Viewerと書かれていることを確認する。
インストール完了!
以前と比較してアイコンが今風にすっきりしている。
【2】サーバー側の設定
過去記事 (3) VNCでWindows PCからLinux PCのGUIを使う に投稿したように、Linuxサーバー側でVNCサーバーのインストール、firewallの設定、VNCサーバーの起動を行うこと。
【3】Windowsホストから接続(自宅 to 自宅)
端末もサーバーも自宅内環境なので、暗号化せずに接続してみる。
VNCサーバーのTCPポート番号は5901~なので、「{IPアドレス}:5901」で接続する。
【4】Windowsホストから接続(自宅 to レンタルサーバー)
VNCのプロトコルは暗号化をサポートしていないため、端末から入力した情報はインターネット上を平文で流れてしまう。この対策として、一般的にはSSHでトンネルを作って使用する。
[VNC Viewer] ←→ [SSH端末] ←(Internet)→ [レンタルサーバー]
VNC ViewerとSSH端末は同じWindowsホスト上で動作させている。
SSH端末(ここではフリーソフトPuttyを使用)の設定は以下の通り。
「Source port」は、VNC Viewer-Putty間通信で使用するローカル接続用のポート番号であり適当でよい。
「Destination」は、レンタルサーバーのIPアドレスとVNCサーバーのポート番号を「:」でつなぐ。
両者を入力したら「Add」ボタンを押下するのを忘れずに。
VNC Viewerを起動し、「localhost::12073」(ポート番号は上で入力した値)と入力する。
※セミコロンx2個
「安全な接続ではない!」と表示されるが、これは[VNC Viewer] ←→ [SSH端末]間の話なので気にせず [Continue]する。
ここで入力するパスワードは、VNCサーバーを起動時に入力したパスワード。
SSHログインするためのパスワードではない。
表示できました。