(48) memtest86+でメモリをテストする。

投稿者: | 2017年4月20日

15,141 views

この記事は最終更新から 1290日 が経過しています。

2008年に新品購入した DELL PowerEdge T100 なるワークステーション(WS)を所有している。
Intel Xeon X3330 を積んだDELL低価格帯のWSであり、当時はマルチコア並列処理の入門用に使用していた。

現在は、これとは別の Intel Xeon X5690 x2個マシンにメモリ 48GBを積んでメインマシンとして使用しており、X3330マシンはたまに弄る程度。メインマシンが壊れた時の保険として置いている。

このWSには最大 8GBのメモリを搭載できるが、現在は購入時のまま 4GBで使用している。
ヤフオクを眺めていたら DDR2メモリが安く売られていたので、今回はこれを衝動買いした。

メモリの仕様は以下の通り。
・PC-6400E (DDR2-800MHz, ECCあり)

【1】ヤフオクでメモリを購入

ヤフオク (デスクトップメモリ, DDR2, 6400E)
PC-6400E 2GB x 2枚で即決価格 2,000円の主様から購入した。
落札した翌日には手元に届いた。
運送屋さんは大変だなぁ…

【2】メモリを増設

・WSのコンセントを抜く。
・電源ボタンを押下してコンデンサを空にする。
・金属に触れて静電気を除去する。
・ケースを開ける。
・メモリを挿す。

・再起動してBIOS画面&meminfoでメモリが増えていることを確認する。

[user@ ~]$ cat /proc/meminfo
MemTotal:        8001272 kB
MemFree:         7226628 kB
MemAvailable:    7308696 kB
Buffers:            1008 kB
Cached:           261760 kB
SwapCached:            0 kB
Active:           273444 kB
Inactive:         206608 kB
Active(anon):     217932 kB
Inactive(anon):     9792 kB
Active(file):      55512 kB
Inactive(file):   196816 kB
Unevictable:           0 kB
Mlocked:               0 kB
SwapTotal:       4063228 kB
SwapFree:        4063228 kB
Dirty:                 0 kB
Writeback:             0 kB
AnonPages:        217284 kB
Mapped:            96428 kB
Shmem:             10440 kB
Slab:             130984 kB
SReclaimable:     100424 kB
SUnreclaim:        30560 kB
KernelStack:        5040 kB
PageTables:        20352 kB
NFS_Unstable:          0 kB
Bounce:                0 kB
WritebackTmp:          0 kB
CommitLimit:     8063864 kB
Committed_AS:    1780580 kB
VmallocTotal:   34359738367 kB
VmallocUsed:      287148 kB
VmallocChunk:   34358947836 kB
HardwareCorrupted:     0 kB
AnonHugePages:     38912 kB
HugePages_Total:       0
HugePages_Free:        0
HugePages_Rsvd:        0
HugePages_Surp:        0
Hugepagesize:       2048 kB
DirectMap4k:      123520 kB
DirectMap2M:     8255488 kB

問題なし。ちゃんとメモリが増えている。

【3】CentOS7にメモリテストプログラムをインストール

・WSを起動する。
memtest86+をインストールする。

[user@ ~]$ sudo yum install memtest86+

・起動時にメモリテスト実行を選択できるようにする。

[user@ ~]$ sudo memtest-setup
[user@ ~]$ sudo grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg

【4】メモリテストを実行

・WSを再起動する。
メモリテストは、メモリ上の全領域に対していろいろなビットパターンを
Write : 書き込み
 ↓
Read : 読み込み
 ↓
Verify : 同じことを確認

を繰り返すため、Linuxがメモリを使用している状態では実行できない。

このため…
WSを再起動し、Bootメニューで Linuxではなく、メモリテストプログラムを選択・実行する必要がある。

[user@ ~]$ sudo shutdown -r now

・Bootメニューからmemtest86+を選ぶ。

・すると自動的にテストが開始される。

  長い…
   とっても長い…

ヒートシンク無しメモリなので長時間の連続稼働で傷むのが心配…

テスト40%実行で中断してしまった。
ヤフオク出品者の方には「美品ありがとう」と伝えよう。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です