(94) 画像変換 convertコマンドの使い方いろいろ

投稿者: | 2018年9月22日

3,442 views

この記事は最終更新から 1793日 が経過しています。

1. やりたいこと

ImageMagick のコマンドを使用して画像をいろいろと弄ってみたい。

2. やってみる

(1) 画像の拡大・縮小

例1) -resize 横幅[pixel]を指定する。

高さを指定しない場合、元画像の縦横比が維持される。

IMG_I=./img.jpg
IMG_O=./img_out.jpg
NEW_W=640x   # pixel (高さ指定を省略)

convert $IMG_I -resize $NEW_W $IMG_O

echo $?     # 実行結果を見る。

幅指定を省略する場合は x640 のように高さだけを指定する。

例2) -resize 横幅[pixel]を指定し、元画像がこれを超える場合のみ縮小する。

サイズ指定の後ろに \> を付ける。

IMG_I=./img.jpg
IMG_O=./img_out.jpg
NEW_W=720   # pixel

convert $IMG_I -resize $NEW_W\> $IMG_O

※入力画像が指定サイズに満たない場合、画像に変化がないまま指定ファイル名で出力される。

例3) -resize 縮小率 or 拡大率[%]を指定する。

IMG_I=./img.jpg
IMG_O=./img_out.jpg
NEW_P=50%    # 一辺の長さを 50%に縮小指定

convert $IMG_I -resize $NEW_P $IMG_O

(2) 画像の左右反転・上下反転

例1) -flop 左右方向に反転する。

IMG_I=./img.jpg
IMG_O=./img_out.jpg
convert $IMG_I -flop $IMG_O

IN

OUT

例2) -flip 上下方向に反転する。

IMG_I=./img.jpg
IMG_O=./img_out.jpg
convert $IMG_I -flip $IMG_O

IN

OUT

(3) メタ情報へのアクセス

EXIFには、撮影に用いたカメラ情報、撮影場所情報、画像の回転情報などが含まれている。

例1) identify -verbose EXIFメタ情報を表示する。

本稿のタイトルと違ってしまうが、メタ情報の読み出しには identify コマンドを使用する。

IMG_I=./img.jpg
identify -verbose $IMG_I

例2) -strip EXIFメタ情報を削除する。

-strip オプション指定でこれらを削除できる。
ここでは画像サイズ変更 -resize と同時に実行してみる。

IMG_I=./img.jpg
IMG_O=./img_out.jpg
NEW_W=640x

convert $IMG_I -strip -resize $NEW_W $IMG_O

※ホームページ上で画像が 90度回転して表示されてしまう、なんて時にはこの対策で直る。

3. 参考情報

ありがとうございます。 m(_ _)m
http://www.gi.ce.t.kyoto-u.ac.jp/user/susaki/image/magick_process.html


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です