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(1) やりたいこと
未知の環境、未知の言語に触れるとき、いつも「Hello World!」から始める。
今回も Xcode + Swift で「Hello World!」を表示させるところから始める。
(2) Xcode上で新規プロジェクトを作成
二十数年間いろいろなIDEを使ってきたが、未知のIDEを使い始めるときに心がけていることがある。
それは「郷に入っては郷に従え」ということ。
自分の学習進捗が進み視界が開けるまでの間は自我を捨てること。
一切の疑問を持たず、IDE製作者の作ったルールに無条件で従うこと。
いずれ視界が開けてくれば状況は変えられる。
1) Xcodeを起動する。
2) 「Create a new Xcode project」を選択する。
3) 「Single View App」を選択する。
4) Project情報を入力する。
Languageは Swiftを選択する。
5) 任意のディレクトリに移動し「Create」する。
ここまでの操作で雛形が出来上がった。
試しにこの雛形をビルド&実行してみる。
ウィンドウ左上の「▶︎」を押下する。
するとビルドが開始され、iMacの画面上に iPhoneシミュレーターが表示された。
雛形なのでアプリの画面は真っ白だ。
(3) 「Hello World!」の出力命令を追記する。
Swiftでは、画面描画を司る大元のクラスは UIViewController らしい。
これが複数の階層化された描画パーツ UIViewインスタンスを持っていて、これらを表示制御する役割のようだ。
The Role of View Controllers
1) ViewController::viewDidLoad()に描画処理を追記する。
UIViewController:: viewDidLoad()は、viewをロードした直後に呼ばれるらしい。
このタイミングで自由にオリジナルのviewを追加すればよいようだ。
ここでは以下のように UIViewから派生した UILabelを使い、赤色の Hello world! を表示する。
コメント「add code」で挟んだ部分が雛形に追記したコードだ。
override func viewDidLoad() { //>>> add code let label = UILabel(frame: CGRect(x:0, y:0, width:100, height:30)) label.text = "Hello World!" label.textColor = UIColor(red:1, green:0, blue:0, alpha:1) self.view.addSubview(label) //<<< add code super.viewDidLoad() // Do any additional setup after loading the view, typically from a nib. }
すると、下図のように「Hello World!」が表示された。
「Hello World!」を表示するための UILabelクラスインスタンスを生成時に Y座標値=0を指定したが、これだとキャリア名表示と重なってしまうようだ。追い追いこれを消す方法を探してみよう。
一先ず「Hello World!」が表示できたのでよしとしよう。