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(1) やりたいこと
前回の投稿 「(10) まず最初は Hello World!」 では、
1) Xcodeが出力したひな型に「Hello World!」と赤色で表示する機能を付け加え、
2) Xcode上でビルドし、
3) Xcodeの iPhoneシミュレーター上で実行する
をやってみた。
今回の投稿では、上記3)の部分を
3′) 自分が所有している iPhone(=実機)上で実行する
に変えてみる。
(2) 実行手順
1. iMacとiPhoneを物理的に接続する。
ライトニングケーブルを使って iMacと iPhoneを接続する。
うちのライトニングケーブルはゴムが剥がれてボロボロに見える…
こんなメッセージが表示されるが「信頼」を選択する。接続相手は自分の iMacだし。
2. Xcodeの設定を変更する。
・Signingには自分の Apple Accountを入力する。(有料登録はしていない)
・Deployment Infoには接続した iPhoneの iOSバージョンを入力する。
3. Active Schemeに実機を選択する。
シミュレーター一覧が列挙された上方に、先に接続した iPhoneが登場する。
4. 「▶︎」を押下して実行する。
「iPhone側の設定→一般→デバイスでこのiMacからのアクセスを許可しろ」
のようなメッセージが表示されるので、言われた通りに iPhone側で設定する。
すると…
実機の画面上に 「(10) まず最初は Hello World!」 でシミュレーター上に表示されたのと同じ画面が表示された。
おまけ: デバッグもできる!
iMacと iPhoneを接続した後は、Xcodeがデバッガとなり、実機デバッグができる。
すなわち、
・breakpointを設定したり
・step実行したり
・変数を覗いたり
いわゆる普通のデバッグができる。
まだ「Hello World!」しか作れない自分だが、いつかデバッガ機能が役立つ日が来るだろう。