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始点(x,y)=(1,2)から、XY方向成分(3,2)のベクトルと、
始点(x,y)=(3,5)から、XY方向成分(-1,-4)のベクトルを quiver で描いてみる。
(1) まずは1本ずつ描く場合
octave:1> quiver(1,2,3,2) octave:2> hold on octave:3> quiver(3,5,-1,-4) octave:4> hold off
(2) 2本のベクトルを行列でまとめて記述する場合
octave:5> v=[1 2 3 2;3 5 -1 -4] v = 1 2 3 2 3 5 -1 -4 octave:6> quiver(v(:,1),v(:,2),v(:,3),v(:,4))
両ベクトルの始点は上記(1)と同じだが、上記(1)とはベクトルの長さが異なる…
なぜか?
これは、quiver 内部でベクトル同士が重なり合わないように線の長さ(=scale)を自動調整してくれているから。
quiverの第5パラメーターでこの scaleを指定可能。
例えば、両ベクトルの長さを自動調整した長さの30% すなわち scale=0.3 に縮めてみる。
octave:7> quiver(v(:,1),v(:,2),v(:,3),v(:,4),0.3)
自動調整をやめさせたい場合は scale=0 を指定すればよい。
octave:8> quiver(v(:,1),v(:,2),v(:,3),v(:,4),0)
これで上記(1)と同じように表示された。