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この記事は最終更新から 1816日 が経過しています。
このブログは有料ホスティングサービスであるValueServer上に設置している。
ValueServerでは、標準インストールされているPythonのバージョンが 2.6.6 とちょっと古い。(2016年11月現在)
このため、Python2.7以降で追加された新機能の一部が使用できない。
そこで、お借りしているローカルな環境に Python2.7 をインストールすることにした。
当然 root権限は与えられていないので…
1. 最新のPythonインストーラを入手
2016年11月時点の最新版は Python2.7.11
$ cd $ pwd /virtual/xxxxxxxx $ echo $HOME /virtual/xxxxxxxx $ wget https://www.python.org/ftp/python/2.7.11/Python-2.7.11.tgz
2. インストール実行
ここでは、$HOME/usr/local 配下にPython2.7をインストールすることにした。
$ tar zxvf Python-2.7.11.tgz $ cd Python-2.7.11 $ mkdir -p $HOME/usr/local/ $ CC=gcc CXX=g++ ./configure --prefix=$HOME/usr/local/ $ make $ make install
3. 環境変数の設定
自ユーザーでログインしたときには Python2.7が自動的に選択されるようにする。
$ cd $ vi .bash_profile
以下を書き込む。
PYTHONHOME : 標準 Python ライブラリの場所(デフォルトでは /usr/local)
PYTHONPATH : モジュールファイルのデフォルトの検索パス(デフォルトはインストール依存)
※詳細はこちらを参照のこと。
export PATH=$HOME/usr/local/bin:$PATH export PYTHONHOME=$HOME/usr/local export PYTHONPATH=$HOME/usr/local/lib/python2.7/site-packages
書き込んだ内容を現shellに反映させる。
$ source .bash_profile
4. Pythonのバージョンを確認
$ python --version Python 2.7.11
これでインストールが完了!
後のパッケージインストールに備えて setuptools もインストールしておく。
$ wget https://bootstrap.pypa.io/ez_setup.py $ python ez_setup.py
これで easy_install が使える。
5. ついでに Python3もインストール
Python3.5.2(2016年11月時点の最新版)もインストールしておく。
$ cd $ pwd /virtual/xxxxxxxx $ echo $HOME /virtual/xxxxxxxx $ wget https://www.python.org/ftp/python/3.5.2/Python-3.5.2.tgz $C=gcc CXX=g++ ./configure --prefix=$HOME/usr/local/ $make $make install $which python3 ~/usr/local/bin/python3