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この記事は最終更新から 2480日 が経過しています。
1. やりたいこと
「はじめてのラズパイ!」をメモして行きたい。この連載の最終目標は、
ラズパイで周期温度報告端末装置(WiFi経由)を作る
こと。
(1) 動機
今年の冬はとっても寒かった。
気温が氷点下になる日も多く、水道管の破裂が心配な毎日だった。
そこで…
家の中の任意の場所の温度を常時計測し、その値をモニタリングしたいと思った。
ぱっと思い浮かんだのが、温度センサーを搭載した何かしらの端末装置から、WiFi経由で温度を周期的に送信させ、それをモニタリングすること。
この「何かしらの端末装置」の候補として Raspberry Pi(=ラズパイ) を使おうと思った。
(2) 方針
しかし…
ラズパイの名前は聞いたことがあるけれども、それ以上の知識は一切持たない。
ちょっと調べてみると、Linuxが載せられて Python でプログラムを書いて動かせるとのこと。
ということであれば百聞は一見に如かずでやってみようと思った。
※Raspberry Piの pi は Python の pi のこと!
すんなりうまくは行かないかもしれないが、これから数回に分けて
Raspberry Piで周期温度報告装置を作る
をやってみることにした。
素人考えでは以下の手順で実現できるはず。
1)ラズパイの I/Oポートに温度センサーを接続する。
2)ラズパイ上で温度センサーを制御するプログラムを動かす。
3)温度センサーから取得した温度値を WiFi経由で別マシンに送る。
回路設計、プログラム設計などは次回以降に置いておき、まずはラズパイの入手と基本的な設定をやってみる。
2. 道具の調達
(1) 選定
前述のような方針なので、まずはラズパイ本体だけを購入し、実際に使ってみる。
「温度監視」という今回のライトな使用目的の場合、高機能な物は要らない。
そこで選んだのがこちら。
Raspberry Pi Zero WH
上記のリンク先は Raspberry Pi Zero W だが、今回はこれの汎用 I/O部分にコネクタを付けた Raspberry Pi Zero WH (2018年1月発売)を使用することにした。
今後 I/Oにいろいろな周辺デバイスを繋げて遊んでみたくなるだろうし、その度にはんだ付けするのは面倒なので、簡単に付け外しができる GPIOコネクタを実装した物にした。
この Raspberry Pi Zero WH の仕様は以下の通り。
https://www.raspberrypi.org/products/raspberry-pi-zero-w/
個人的には、
・WiFiが使える。
・温度センサーがつなげる。
で必要十分なのだ。
(2) 購入
購入したのはこちらのセットだ。
電源、USB変換コネクタ、HDMI変換コネクタなど、初心者がとりあえず動かしてみるのに必要な物一式がセットになっているのだそうな。
(3) 開封
ネット上では「品薄」なる情報が多かったが、すんなりと注文翌日には手元に届いた。
入っていたのは全6点だ。
[1] Raspberry Pi Zero WH
[2] micro SDHCカード
・OSを入れたりする。
・パソコンでいうところのHDDに相当する。
[3] 電源(ACアダプター)
・ラズパイ側の入力は USB micro Bだ。
[4] USB変換ケーブル
・USB Aから USB micro Bに変換する。
[5] HDMI変換コネクタ
・HDMI Standard A から HDMI mini C に変換する。
・映像をディスプレイに出力するのに使う。
[6] ラズパイ格納ケース
・実運用時には基盤を裸では使わない。
これから遊んでみようっと!
次回 (92) 【連載1-2】初ラズパイ: WiFiで繋ぐ へ続く…