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1. やりたいこと
「はじめてのラズパイ!」をメモして行きたい。この連載の最終目標は、
ラズパイで周期温度報告端末装置(WiFi経由)を作る
こと。
(91) 【連載1-1】初ラズパイ: 選定&入手編 では、ラズパイを入手した。
今回は、ラズパイを起動し、WiFi経由で屋内LANに繋げ、SSH接続するまでをやってみる。
2. やってみる
(1) NOOBSを SDカードに入れる
NOOBSとは、Raspberry Pi財団の公式 OSである Raspbian OSをインストールするためのソフトのこと。
Raspberry Pi財団のサイトから無償でダウンロードできる。
今回購入したセットの場合、付属の micro SDカードにすでに NOOBSが入れられていた。
よってこの作業は省略する。
必要な場合は、上記の Raspberry Pi財団のサイトからダウンロード&解凍したファイル一式を micro SDカードにコピーすればよい。
(2) 諸々を接続
写真の右下に USB端子が二つ並んでいる。
・右側USBは、電源用の USB micro B端子
・左側USBは、通信用の USB micro B端子(当然電源供給もできる)
よって、左側に USBハブを接続し、これにキーボードとマウスを接続する。
写真左下のHDMI端子には HDMIケーブルを接続し、そのままディスプレイに繋ぐ。
上側にあるゲジゲジにはいずれ温度センサーを接続するが、今は使わない。
(3) 初回起動 & OSインストール
初回電源投入直後、こんな画面が表示された。
上記(1)で SDカードに入れた NOOBS が表示している画面だ。
Raspbian OSをインストールしたいので、上側にチェックを付け、[i]キーを押してインストールを始める。
インストール中…
Raspbian OSは debian linuxをベースにしているのだそうな。
インストールが完了したので Raspberry Piを再起動する。
小さな本体からは想像できないリッチな UIが現れた!
(4) WiFi設定
画面右上の WiFiマークを右クリックし [Wireless & Wired Network Settings] を選択する。
自宅の WiFiルーターの情報を設定する。
今回は DHCPを無効にし、Raspberry Piに固定IPを割り付けた。
∵ SSHでしばしばアクセスするのに都合がよいため。
この時点で WEBブラウザを開いて Yahoo!とか見られるようになる。
7cm x 3cmぐらいの小ささだけど、立派なパソコンです!
(5) ネットに繋がったのでソフトをアップデート
sudo apt-get update sudo apt-get upgrade
(6) SSH接続可能にする
Raspberry Pi上で SSHサーバを動かし、外部から WiFi経由で SSH接続できるようにする。
1) terminalを開き raspi-configを起動する。
2) Interfacing Options を選択する。
3) SSH を選択し、Enableを選択する。
4) 念のためにデフォルトユーザー(pi)のパスワードを変更する。
・ちなみにデフォルトユーザーの初期値は以下の通り。
ID: pi
PW: raspberry
5) Windowパソコンから SSH接続してみる。
ここでは puttyで接続してみる。IPアドレスは上記(4)で固定 192.168.1.16に設定済み。
SSHでログインできた!
3. 所感
・小さくても立派な Linuxマシンだ!
・embeddedな匂いがまったくしない。
・勉強のために電源投入直後からの H/W制御を学びたい人は AKI-H8とかを選んだ方がよいかも。
次回 (93) 【連載1-3】初ラズパイ: 温度センサーをつなぐ へ続く…