【余談#11】 SATA電源スイッチで Windowsと Linuxのデュアルブート

【余談#11】 SATA電源スイッチで Windowsと Linuxのデュアルブート

1. やりたいこと

我が家では Linuxマシンを 4台使っている。
・親分: CentOS7 HP Z820 E5-2687WV2 Dual 16core/32thread 64GB (開発用メイン)
・副将: CentOS7 DELL T5500 X5690 Dual 12core/24thread 48GB (開発用サブ)
・長老: CentOS7 DELL T100 X3330 Single 4core/4thread 8GB (旧開発用)
・新人: Ubuntu18 Intel NUC J5005 Single 4core/4thead 8GB (Subversion, Redmine専用)

この中で、まだまだ第一線で使える性能の副将の使用頻度が低く、折角の 24コアマシンが宝の持ち腐れ状態 になっている。

で…
元々は Windows7 Ultimete がインストールされていた Windows Workstationなので、Windows10をインストールして Photoshopや Illustrator, Dimensionなどのアプリを使いたいと考えた。
でも、親分が不調な時に緊急登板があり得るので、Linuxを消すわけにはいかない。

という希望を満たすために Windowsと Linuxの Dual Boot マシンにする ことにした。

ちなみに…
現在 Windowsマシンは 4台使っている。(10年後に自分で読み返したときに懐かしく思うだろうから書いておく。)
・親分: 自作 i9-9900K 8core/16thread 16GB
・副将: HP Z230 E5-1271V3 4core/8thread 16GB
・子分#1: ASUS X555U
・子分#2: ASUS EeePC 1000HA

2. Dual Bootの実現手段

一昔前に GNU GRUBと呼ばれるブートローダーを使った Windowsと Linuxのマルチブートが流行したが、これはいろいろと大変な思いをした。

で…
ハード的なスイッチを用いて、
起動時にSATAデバイスの接続を切り替える方が楽ではないか

と思った。

つまり、Windowsをインストールした HDDと、Linuxをインストールした HDDとをマシンに搭載し、電源投入前に物理的な結線を切り替えればよいのではないかと。

で…
自作しようと思い、必要な部品を集めようとした。

SATA電源ケーブルは線が 4本あるので、物理的なスイッチは 4回路4接点のトグルスイッチがあればよい。
SATA電源ケーブルは PCパーツとして売られている物を使えばよい。
あとは、それらをはんだ付けし、空き5インチベイのパネルに穴をあけてスイッチを取り付ければよい。
材料費+送料でおよそ 2,500円かかる…

「さぁ購入しよう」としたとき、たまたまネット上で似たような機能を提供してくれている完成品を見つけた。

それがコレ、PCパーツメーカーである ainexが販売している HDD-SEL2 なる商品だ。

実売価格は 3,500円ほど。
自作にかかるお金と手間を考えたとき、こっちを購入した方が楽だと思った。

以下、ainexさんの HDD-SEL2紹介公式動画だ。

3. いざ組み込み

この HDD-SEL2は、パネル前面に取り付けられたロータリーノブにより、2系統の電源供給を切り替える仕様だ。

電源はペリフェラル 4pinから取る。
これをパネル前面のスイッチで切り替えて SATA x 2 に分岐させているだけだ。
とってもシンプルで分かり易い。

注意するのは、1本のケーブルにつき
・SATA電源コネクタ x 1個
・4pin電源コネクタ x 1個

が付けられていること。SATA x 2個ではない。
これは、SATAデバイスを 3個、4個と増設したいときのために 4pinにしてくれているのだろう。

よって 1系統に HDD x 2個を付けたい場合、4pin to SATA変換ケーブルが別途必要 になる。
下の写真に一緒に写っている変換ケーブルは、そのために別途購入した物だ。

マシンの 3.5インチベイに HDD-SEL2の本体を埋め込む。

「電源経路A」を選択すると、緑色の LEDが点灯する。
我が家では Windows10が起動する。

「電源経路B」を選択すると、赤色の LEDが点灯する。
我が家では Linux(CentOS7)が起動する。

※注意
当然だが、A, B の切り替えは、電源OFF状態で行うこと。

4. 所感

・とっても便利になった。
・高性能マシンを Windows or Linux のどちらか一方でしか使えないのは勿体ない、という思いを解消してくれた。
 → 親分マシンにも実装したいと思う。
・マシン性能をフル活用できない仮想サーバーとは異なり、物理サーバーで Dual Bootできるのは両 OSをフル活用できてよい。
・あんまり需要が無くて、メーカーが作ってくれなくなっちゃうのが心配だ…
 → 5個ぐらい買っておこうか。


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