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1. いろいろと検討した結果
【余談#7】 8700マシンから9900Kマシンへ(完了) に記したように、我が家のメインパソコンに Intel Core i9 9900K を搭載した。とっても高速に動作してあらゆる操作がサクサクになったと感じるのだが、一点だけ不満 がある。
それは…
3Dレンダリングをすると CPU温度が 105℃に達してサーマルスロットリングが発動し、動作クロックが 4GHz辺りまで落ちること…
折角の Turbo Boost On で 5GHzの性能が生かせていないのだ。
現在は i9 9900K に空冷クーラー虎徹MarkⅡを組み合わせて使用している。
この問題に対しては、水冷 CPUクーラーを入手するなどして対応しようと考え中だ。
しかし、我が家のパソコンの場合はラジエーターサイズが 240mm以上の水冷クーラーを載せるために PCケースを買い替える必要がある。同時に 4年以上使用している電源も交換したいと考えている。
で、3点を購入するとおよそ 3 ~ 4万円…
お金がかかるので来春ぐらいまで待とうと思う。
そこで、それまでの間は、
現在の動作クロックの上限値 5GHz を 4GHz台に下げて使うことに決めた。
とっても残念…
2. 周波数をどこまで落とすか?
1) 実験結果
実験の結果、我が家の環境では CPU動作周波数を 4.2GHz まで下げると 3Dレンダリング時の CPU温度が 90℃以下 に抑えられることがわかった。Cinebench x 5連発の場合は、4.6GHz まで耐えられるようだが、主な用途は 3Dレンダリングなのでそちらの結果を優先する。
ただし、この実験結果は冬(2018年12月17日 室内気温 18℃)の環境下で計測したものであり、夏(30℃超)になれば見直しが必要だ。
2) 参考:ASUSマザボの CPU動作周波数上限設定
全コアの周波数上限値を 4.2GHzにする場合の BIOS設定は以下の通り。
BIOSの Ai Tweaker ページで以下を設定する。
・CPU Core Ratio を Per Core に設定する。
・N-Core Ratio Limit を 42 に設定する。
3) 実際には 4.1GHzで運用開始
心配性なので、更にクロック周波数の上限値を 4.1GHzに落として使うことにした。
Adobe Premier Proでレンダリング中の CPU使用率は 70%前後、CPU温度は 80℃前後に抑えられている。
しばらくはこれで使って行こう。
3. 所感
・とにかくとっても残念だ。
・購入前から予想は出来ていたのだが、我が家では折角の高性能 CPUを生かし切れていない。
・電源、PCケース、水冷クーラーの 3点を購入する予算が貯まったら再チャレンジしよう。
・クロック抑制後でも前環境(Core i7 8700)と比較してレンダリング時間が 30%近く縮んでいるのでまぁよいか。