【余談#2】 ノートPCをSSDで高速化してみました。

投稿者: | 2017年4月12日

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この記事は最終更新から 803日 が経過しています。

ネット上を見て回ると「HDDからSSDへの換装で高速化!」なる記事を数多く見る。

「世の中の流れに乗ってみるか」と思い、使用頻度の低い Windows10ノートPC(ASUS X555U)を SSDに換装してみることにした。

因みに...
このASUSの正式な読み方は2012年から エイスース に統一されたらしい。(情報元リンク

今回いじるノートPCは、自宅外での作業やプレゼンに使用している物で、起動や動作が高速化すればうれしい場面もあるはず。

1. 購入した物

SAMSUNG 850EVO 250GB (公式ページ)
Ainex USB3.0-SATA変換ケーブル (公式ページ)

 

追記(2021年3月):
本投稿で私が使った SSDの後継機種が発売されており、こちらの方が TBW(最大書き込み保障量)が大きいです。
 

2. 作業内容

【1】SSDをパソコンに接続する。
※USB3の口につながないと電流不足で動かないので注意する。

【2】SAMSUNG公式サイトからダウンロードしたバックアップツール Data Migration でCドライブのクローンを作成する。
※SSDのフォーマット時はMBRを選択すること。(GPTではない)

【3】ノートPC裏面のねじを外す。
ねじ穴によって長さが違うので、間違えないようにビニ-ルテープでねじを貼り付けておいた。

【4】表面の板を慎重に外す。
マイナスドライバ-などの先の平たいもので隙間を広げる。(思い切りが必要?)
※HDD交換用の小窓があるノートPCの場合はこんなことをしなくてよい。

このノートPC(ASUS X555U)の場合、マザーボードとキーボードをつないでいるケーブルを外さないとHDDを取り外せない。

ケーブルを固定しているレバーを上げると簡単に引き抜ける。

【5】HDDを取り外す。
右下にあるのが2.5インチHDDだ。
※事故防止のため、ここで左下の黒い塊(=バッテリー)も外しておくべきだった…

HDDの上を這っているケーブルを外す。
HDDを固定しているねじを外す。
HDDを右にスライドさせて SATAコネクタから外す。 ※上向きに力ずくで引っこ抜いてはダメ!
HDDを引き抜く。

【6】SSDを取り付ける。
HDDから取り付け用のフレームを外し、これにSSDをはめる。

HDDのあった場所にすっぽりと収める。

この後、【4】【5】ではずしたケーブルをつなげる。

【7】電源ONする。
起動した!

3. 所感

もう元には戻れない。

この表現がぴったりだ。
まるで パソコンが iPad になったみたいに感じる。

・とにかくパソコンの起動・終了が速い。(徐々に遅くなるらしいが)
・とにかく音が静か。(HDDのカラカラ音がない)
・アプリの起動・実行も速い。

製品紹介サイトのスペック表によると、今回購入した SAMSUNG 850 EVO 250GBのスペックは 75TBW(=生涯書き込み保証量が 75TB)とのこと。毎日 50GBを書き込むとして 4年間は使える計算だ。

このノートPCの使用頻度は 1か月に 5日あれば多い方で、1回につき 3~4時間、つまり1か月に 20時間ほどしか使わない。今の使い方ならば 75TBに到達するまで 42年間は使える計算だ。
 ↓
記憶素子の劣化を気にせずに使ってよさそうだ。

★追記★

2018年12月2日 総書込量: 954GB

換装実施から 599日が経過した時点での書き込み量は 954GBだった。
75[TBW]までは、残り 74[TB]ほどある。

今のペースならば あと121年使える 計算になる。
まぁ余裕で生きてないな…


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