【余談#7】 8700マシンから9900Kマシンへ(完了)

投稿者: | 2018年11月9日

1. やりたいこと

過去記事 【余談#6】 3770マシンから8700マシンへ で書いたように、2018年3月に i7 3770 から i7 8700 にメインパソコンの CPUを入れ替えた。

換装後の環境はとても快適で、今のところは何の不満もない。

でも…
2018年11月に発売された i9 9900K なる 8コア 16スレッド CPUに強い興味がある。

現在使っている Z370マザボに載せられる とのことなので、お金が許すならばぜひこれに乗り換えたい。

2.調査&準備

1) Passmarkのベンチ結果

i9 9900K は、なんと E5-2687W V4 を上回るスコアだ!
今使っている i7 8700 と比べても 34%も処理性能がアップしている!

E5-2687W V4 は 2016年に発売された Intel Broadwell世代のハイエンド CPUで、当時これを Dual搭載しているワークステーションは 100万円超えが当たり前だった。

そんなハイエンド CPUと肩を並べるような CPUを家庭用パソコンに搭載できるのだ。
ぜひほしい!

因みに…
1コアシングルスレッドでのベンチ結果を見ると、名だたる高額CPUを押しのけて i9 9900K がトップだ!
これは、サーバー用 Xeonが周波数を低めに抑えてコア数で処理性能を稼いでいるためだろう。


https://www.cpubenchmark.net/singleThread.html

2) いくらで売ってる?

2018年11月現在、品薄状態で入手困難 だ。
Amazon, ドスパラ、ヨドバシなどでは売り切れ状態だ。

ヤフオクを眺めると、転売屋さんたちがちょっと高めで販売している…

残念ながら自分には これを購入するだけの予算が無い
後日 Intelの出荷量が増えて価格が落ち着いたころに、量販店で買おうと考えている。

過去記事 (103) Intel NUCを Subversionサーバーにする。 で書いたように、Intel NUCの購入で4万円近くもお小遣いを失ったばかりなのだ…

3) i7 8700用に購入した Z370マザーボードがそのまま使える!

CPU換装時にマザボも変えなければならないことがしばしばある。

だが、i7 8700用に購入したマザボ ASUS TUF Z370-PLUS GAMINGBIOSをアップデートすれば i9 9900K が載せられるとのこと!

こちらの ASUS公式ページにそう書いてある。
 

BIOSのバージョンが 1002 以上であれば i9 9900K を載せられるのだそうな。

インターネットに繋がっていれば BIOS設定画面で簡単に BIOSのアップデートができる。
これをやってみたら BIOSのバージョンが 1410 に更新された。
我が家での受け入れ準備は OKだ!

4) 捕らぬ狸の皮算用

過去記事 【余談#6】 3770マシンから8700マシンへ と同じように、古い CPUをヤフオクで売却して、そのお金を新しい CPUの購入資金に充てたい。

現在使用している i7 8700 の落札相場は 2018年11月9日時点で4万円前後のようだ。

自分が i9 9900Kの購入を決断した時点で、この相場がいくらになっているのか?
毎度のことだが運と勘が試される。

もし 購入に踏み切るならば…
i9 9900K購入: 80,000円
i7 8700売却 : 36,000円 ← ヤフオクで4万円で売却し手数料を引いた金額
----------------
実質購入金額: 44,000円

む!
今買うか?

いや、冷静になろう。

でも…
2018年3月、自分は税込34,673円で i7 8700を購入した。

その後品薄状態になったためか、
2018年11月、同じお店で税込43,980円で販売している。

つまり…
値下がるどころか 9,307円も値上がりしている!

相場師としての勘が試される状況だ。
i9 9900Kは半年後にはもっと高くなってしまっているのか?

見えない時には手を出さないのが相場の鉄則だ。
今は待とう。

5) CPUクーラーと電源も新調?

下記サイトのレポートを見ると、高性能な空冷CPUクーラーを使っていても、Turbo Boost On(clock = 5GHz)で高負荷状態時には CPU温度が 100℃に達し、サーマルスロットリング(=CPU性能を落として温度を下げる機能)が働いているとのこと。BIOS設定を弄って周波数や電力を抑制することも可能だが、それでは折角のハイパワーCPUを購入する意味がない。

こちら(↓)で詳しくレビューしてくださっている。

今回は
心配だから温度を上げないように抑制する。
ではなく
暴れ馬大歓迎!
ガンガン冷やしてあげるから思いっきり暴れなさい!

の方針としたい。

このため、安心・安全マージンを取るには、水冷CPUクーラーを新調する必要がありそうだ。

また、消費電力が大きいので電源容量にも注意する。
i9 9900Kは TDP = 95W(base clock 3.6GHz)だが、Turbo Boost ONで全コア 5GHz動作時には消費電力が 250W にまで増えるのだそうな。BIOS設定を弄って周波数や電力を抑制する策は今回採用しない方針なのは前述の通り。

グラボやらメモリやらストレージやら、マザボ上に載せているすべてのデバイスの消費電力を足し合わせたら、今うちで使っている 650W電源ではギリギリになるかもしれない…

よって…
1) 水冷CPUクーラー
2) 電源(700W~)

も新調しなければならないかもしれない。

+20,000円?
やばい、想定外の出費が増える…

BIOS設定で Turbo ModeDisabled にして定格(CPU clock = 3.6GHz)で使用するか?
でもそれだと i9 9900Kの魅力が大幅ダウンだよなぁ…

これは…
吸引力に期待してダイソン掃除機を買ったのに、「強」で使うと5分でバッテリーが切れちゃうから「弱」で使うのと一緒だ。
吸引力「強」で使わないのならば、そもそもダイソンを買う必要はないのだ。

3. 購入

今はここでペンディング状態だ… 2018/11/09

i9 9900Kの価格が落ち着き、CPUクーラーと電源を購入する目途が立ったら、この続きを書こうと思う。
2019年4月までには実現したいなぁ…

Core i9 9900Kを購入した。 2018年12月3日

ドスパラの「ほしいものリスト」に i9 9900K を登録していたら、2018年12月2日(日)の午前11時に以下のメールが来た。

サイトを見に行くと確かに「在庫切れ」ではなく「24時間以内に出荷」になっている!
しかも、価格の安いバルク品も売られている!!

で…
買いました。
水冷クーラーを買う予算が無かったので、虎徹MarkⅡを一緒に購入しました。

サッカーボールぐらい大きいのかと想像してたけど、ハンドボールよりも少し小さいぐらいだった。
i7 8700の箱、iPhone5 と並べるとこんな感じです。

4. いざ換装

1) 換装パーツを眺める。

虎徹Mark2はこんなに大きい。高さが 15.4cm もある。
先人のブログを拝見すると「9900K + 虎徹は十分に冷えず」と書かれていたが、金欠状態の今の私に他の選択肢はない…
よく冷やしてくれよ、虎徹っちゃん!

虎徹Mark2にはたくさんのパーツが同梱されているが、CPUソケット LGA1151 で使用するパーツは以下の物だけだ。

※注意点
1) 黒足 x 4個には上下の向きがある。薄いゴムが貼られた側を下側(マザボと接する側)にすること。
2) X字型プレートのゴムキャップ x 4個は付けたまま使うこと。

サッカーボールを開けると、中には i9 9900K がこんな風に入っている。

2) 換装実施

・マザボの CPUソケットの裏側に、虎徹のプレートを付ける。
・プレートのねじに黒足(上下の向きに注意)をはめ込む。

・CPUをソケットにはめ込み、レバーを倒して固定する。
・虎徹プレートのねじに金属フレームを取り付け、ねじで固定する。
 ※CPUをはめ込む前に金属フレームを付けてしまうと、CPUソケットのレバーが倒せなくなるので順番に注意

・ヒートシンクの CPUに接する面にはビニールが貼られているのでこれを外すこと。

・CPUの上にグリスを塗り、ヒートシンクを置き、CPUの上に垂直に乗るように左右バランスよくねじを締める。
でかい…

・最後に虎徹にファンを付ける。

この金具を使ってヒートシンクにファンを固定する方法がよくわからなかった。
こんな感じでフィンの隙間にグイッと引っ張って引っかければよい。
※バカ力はいらないので、力づくでやろうとしているならばその方法は違う…

最終的に、こんな感じに収まった。
虎徹の高さがあと 1cm高かったら入りきらなかった… 危なかった。

5. 8700 vs 9900K で比較してみる。

1) ドラクエ10ベンチ

・グラボは GTX 1060 3G, メモリは DDR4-2666
・実行時の両者の違いは CPUとクーラーだけ。

2) CINEBENCH R15

・全コア使用時は 1344 vs 2029
・1コア使用時は 200 vs 217

ただし…

予想通り、i9 9900K では 初サーマルスロットリングを経験 することになった…

ベンチマークプログラム実行開始から 10秒間ぐらいはファン音が轟き、全コアが 5GHz近くで動作し、CPU温度は 105度を記録した。
その後、ファン音が静まり、CPU動作クロックが 4GHz近くに下がり、CPU温度は 70度あたりまで下がって動作し続けた。

つまり…
自分のパソコンでは i9 9900K の実力を発揮できていない!

オーバークロッカーの方々が液体窒素を使ってまで CPU温度を下げたい気持ちがほんの少しだけ理解できた気がする。

やっぱりこの石を十分に使うためには、水冷クーラーを購入するしかないのだろうか?

i9 9900Kと組み合わせて使うとよい CPUクーラーは?
私よりも意識の高い方々がいろいろと試した結果をレビュー公開してくださるに違いないので、それを期待しようかなぁ。

BIOS設定で周波数や消費電力を落とすような使い方はしたくない。
「強吸引力モードON」で使わなければダイソン掃除機を買う意味が無いのと同じだと思っている。

6. おまけ

i9 9900Kの正十二面体の箱にインスパイアされてしまい、こんな物も作ってみました。

7. CPUクーラー検証参考動画

早速 i9 9900K を冷やすための CPUクーラー検証を行ってくださっている方々がいらっしゃいます。
感謝感謝です。

一般人である私には参考にすらできないのだが…
こちらの大先生は 液体窒素 で 9900Kを冷やして動作クロック 7.3GHz で動かしている。

8. 所感

・i9 9900Kは、期待通りの素晴らしい CPUだった。
・i7 8700の時と比較し、Adobe Dimensionのレンダリング時間が実測値で 74% に縮まった。
・でも、レンダリング途中からファン音が下がり、CPU動作クロックが下がり…
 → サーマルスロットリングが発動したため、自分のPC環境では i9 9900Kが十分に実力を発揮できていない。
・その実力を十分に発揮させるためには、十分な冷却性能を持った CPUクーラーを用意する必要がある。
 → 本格水冷だと 3万円から 5万円は必要だ。
・どうしよう… とりあえず今はもう金欠状態なので、また半年後に考えよう。
・でも、このマザボ上の構成は今後弄らないような予感がする。
 → それは、定格内でも 8700と比較して十分にサクサクになったと感じられるから!

★参考情報★

ありがとうございます。 m(_ _)m
https://gvfm.net/core-i9-9900K-kotetsu/
http://blog.livedoor.jp/wisteriear/archives/1072902412.html
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/dosv/741257.html

追記

この後、9900Kをフルスピードで動作させることを断念し、クロック周波数を抑えて使用することにした…
【余談#13】 我が家の i9 9900Kは Max. 4.2GHzで動かすことに決定
残念


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