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1. やりたいこと
歌に合わせてアニメキャラの口を動かしたい。
少しでもタイミングがずれると見ていて違和感を感じてしまう。
ずれがないように、曲と口をぴったりと合わせたい。
2. 方針
やってみる方針は以下の通り。
1) 歌のテンポは変えない。
そりゃそうだ。
テンポが変わったら歌の雰囲気を壊してしまう。
ノリノリな曲をスローテンポにしてしまったらノリノリできない。
バラードをアップテンポにしてしまったらしっとりできない。
すなわち…
アニメと曲の速度が合わない場合、アニメ側を速度調整する。
方針とする。
2) 著作権に注意する。
たとえ遊びのアニメーション作りでも
「この曲好きだから」
と勝手に世の中の流行曲を使ってしまうと怒られてしまう。
なので、以下の方針で選曲する。
・著作権が切れたパブリックドメインな曲を使用する。
・作者が著作権を放棄している CC0ライセンスな曲を使用する。
・曲を自作する。
3. やってみる
今回は「口の動きを曲に合わせる」が主目的なので、キャラは凝らない。
でも、口だけだと見ていてつまらないので、体や手足も付けてみる。
いろいろと試行錯誤して作ったので、後で整理して記録するつもり。
今は要点だけをメモしておく。
1) 口はシェイプトゥイーン
・口を構成するアンカーポイントを移動させて口を動かす。
・すなわち、ベクタデータとしての口をアニメーションさせる。
・したがって、モーショントゥイーンではなく、シェイプトゥイーンにする。
この認識で合っているか?
いずれにしても、モーショントゥイーンではアンカーポイントを操作したアニメーションはできなかった。
2) 口だけロングスパン
・体を揺らす動きは 4秒周期の繰り返しアニメにした。
・口は1曲分の長さ(約110秒)のアニメにした。
口を体のパーツの一つにしていると、
口は自身のアニメーションをしながら、体の揺れに追従して移動してくれる!
これが Adobe Animate CCの素晴らしいところだと思う!
3) 曲に合わせてアニメ速度を変更
・曲とアニメの合成は Adobe Premiere CC で行う。
・タイムラインに両者を並べて、口の動きが曲に合うように、アニメ側の再生速度を調整する。
今回はアニメの速度を167%に高速化したら曲とぴったりと合った。
【注意】
曲に合わせてアニメを低速化してはダメ!
カクカクして汚くなる!
つまり…
アニメは余裕を持って長めに作っておくこと。
映像の低速化で発生する隙間(=フレームたち)を補完する絵が無いのだから、低速化したら汚くなるのは当然だ。
Adobe Premiere CCには、映像を間延びさせたときに出現する隙間を補完する内挿機能はないのだ。
4. できた!
今回は動画のサイズが大きいので Youtubeにアップした。
「曲と口がぴったり合う」
が今回の主目的だが、まぁまぁ合っているので合格点とする。
因みに曲は自作した。(=フリー素材のクリップを 5点拝借し Ableton Liveで合成した)
背景写真は CC0ライセンス画像をいただいた。
2分弱の曲に合わせたアニメ作りに約5時間もかかった…
休日をまるまる費やす覚悟がないと続けられないな、これは…