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0. この連載でやっていること
【自作青色申告ソフト】#1 なぜ自作する? ← 今回はココ
【自作青色申告ソフト】#2 ver.0.1 まずは画面作りから
【自作青色申告ソフト】#3 ver.0.2 ユーザー認証を実装する。
【自作青色申告ソフト】#4 ver.0.3 科目設定画面を実装する。
【自作青色申告ソフト】#5 ver.0.4 預金口座、取引先設定画面を実装する。
【自作青色申告ソフト】#6 ver.0.5 支出の登録画面を実装する。
【自作青色申告ソフト】#7 ver.0.6 収入の登録画面を実装する。
【自作青色申告ソフト】#8 ver.0.7 仕訳帳を実装する。
1. 経緯
2006年に脱サラした後、
14年間ほど個人事業主として細々と生計を立てている。
脱サラして初めて、
確定申告なる作業を経験することになった。
記帳の仕方など何もわからず、当時から有名だった会計ソフト
「弥生の青色申告」
なる物のお世話になること早14年…
でも…
1) 毎年 1万円超の使用料を支払わなければならない。
2) 高機能なソフトだが使う機能は一部だけ。 → 宝の持ち腐れ。
3) 死ぬまでに帳簿の中身ぐらいは知っておきたいという好奇心。 (これが一番強い動機かな…)
などの理由から、2021年の確定申告では、
自力で青色申告ソフトを作って申告する!
をやってみたいと思った。
2021年の確定申告期間は、例年よりも1か月間延長されて 2021年4月15日(木) までだ。
今日が 3月2日なので、30日ちょっとの猶予がある。
この期間で自分の用途にジャストサイズの青色申告ソフトを作ってみよう!
https://www.nta.go.jp/data/030202kigenencho.pdf
2. 青色申告に必要な帳票は?
当然だが 65万円の控除 を受けたい。
これを受けられるように、必要な帳票を作成してくれるソフトが必要だ。
そもそも自分の場合…
そんなに凝った商売はしていないので、記帳のトリガになる事象は単純だ。
【収入】
・プログラムを作って販売し、お金を得る。
・システムの保守・運用を任されて、お金を得る。
【支出】
・自宅とは別に、仕事部屋の賃料が発生。
・仕事先への移動などに使用する自動車の維持費用が発生。(自宅用と事業用で併用)
・客先への訪問時や買い出しなどで、出張費用が発生。
・パソコン、書籍、レンタルサーバー、有料ソフトのライセンス料、その他事務用品などの購入費用がかなり多い。
・情報端末や電話などの通信費もかなり多い。
・10万円を超える物、すなわち固定資産として管理すべき物の購入も度々ある。
【その他】
・一人親方なので従業員への福利厚生などは無し。
・接待などしたことがない。
入力に関して言えば、小遣い帳に毛が生えた程度の使い方しかしていないのだ。
でも…
ここから自動的に 複式簿記 の帳簿を作ってほしい。
そのためのソフトウェア作りなのだ。
そして、上記の情報を日々入力した結果として…
ソフトに出力してほしい帳簿 は以下の通り。
1) | xxxxxx |
2) | xxxxxx |
3) | xxxxxx |
3. 自作ソフトの動作環境は?
このブログを設置しているレンタルサーバー上に WEBアプリとして設置する。
ナウい言葉で言えば クラウドサービス として提供する。自分のためだけなのだが…
つまり…
Windowsや Macなどにインストールして使うアプリにはしない。
パソコンの WEBブラウザ上で使えるアプリにするのだ。
OS | Linux |
使用言語 | PHP + MySQL |
4. 方針
方針1: 必要最低限の機能のみを実装する。
方針2: 見た目の美しさには拘らない。
方針3: 狭いスマホ画面での使用を想定しない。 (∵大画面で全体を俯瞰しながら作業したいから)
方針4: 後で機能追加して行きたいので、保守性を最優先に設計する。
その他のことは…
2021年4月15日の確定申告を済ませた後、来年の確定申告までに考えよう。