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【1】やりたいこと
以下の組合せでいろいろなジャンパーワイヤーが欲しい。
・♂ - ♂
・♂ - ♀
・♂ - みの虫
・♀ ー みの虫
・x いろいろな色
・x いろいろな長さ
希望条件に合致する物 をすぐに入手したければ、
自作してしまうのが一番 だ。
今回は初めて、ジャンパーワイヤーを自作してみることにした。
【2】必要な道具と材料の調達
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g113181/
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g112160/
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g112150/
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g106755/
【3】制作
Step 1: ケーブルを適当な長さに切る。
両端の端子の接続に 1cmずつ使うことを考慮して、電線の長さを決めること。
Step 2: 電線の両端のカバーを剥く。
個人的なノウハウとしては、端から 5mmを剥く とその後の作業が上手くいった。
最初は「長い方が良いかも」と思って 7mmにしたが、邪魔で切ることになった。
これぐらい細い電線だと、個人的にはワイヤーストリッパーよりも裁縫用の小さなハサミの方が剥きやすい。
こんな感じできれいに剥けた。この後、金具に差し込むのできれいに撚っておくこと。
Step 3: ピンコネクタ ♂ を付ける。
圧着金具の直前まで、ケーブルカバーを差し込む。
ケーブルカバーよりも先、電線の部分を先に圧着する。
中の電線が金属枠内に収まるように、反り返ってはみ出ないように気を付けながら、1回で一気に圧着 する。
ここでひと手間、
カバー部分の圧着金具をラジオペンチで少し閉じておくと、次の作業がきれいに仕上がる。
カバー部分を圧着する。
こちらも まっすぐに固定して1回で一気に圧着 する。
ハウジングを被せる。
引っ張った時に、引っ掛かりがあって抜けないことを確認する。
Step 4: コネクター ♀ を付ける。
今回は 1本のケーブルの両端に ♂ ♀ を繋ぐ。
反対側も同じ手順でコネクタとハウジングを付ける。
Step 5: 通電確認
単純な LED点灯回路を作り、制作したジャンパーワイヤーに接続不良がないことを確認する。
【4】応用
制作例 1: みの虫 - ピンコネクタ
ブレッドボード上の信号線をオシロスコープでモニタリングするときに使用する。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g100070/
【5】所感
・ラズパイの GPIO用に多色の ♂-♀ジャンパーワイヤーを量産できた。
→ うれしい
・任意の長さ、任意の色、任意の数のジャンパーワイヤーを自作するスキルが身に付き、この技術は今後ずっと役に立つだろう。
→ うれしい
自己満足のうれしい が増えることが DIYの醍醐味 だと思う。