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【1】やりたいこと
3年ぶりに Raspberry Pi Pico を購入した。
以前購入した物は RP2040なるマイコンを搭載していたが、最新版では RP2350に乗せ換えられているとのこと。
今回はマイコンが更新された新製品である Raspberry Pi Pico 2 を購入した。
本項では、Pico上で電源起動時に自動実行されるプログラム、
すなわち main.py をPico本体にアップロードする手順を記録しておく。
以下、Raspberry Pi Pico 2 は長いので、Pico2と表記する。
https://www.raspberrypi.com/documentation/microcontrollers/pico-series.html#raspberry-pi-pico-2
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g129604/
【2】手順
ここでは、Windows11パソコン と Pico2 を繋いで作業する場合について記述する。
(1) パソコンと Pico2を USBケーブルでつなぐ。
注意: BOOTSELボタンを押さずに接続すること!
Pico2の USBコネクタの形状は、USB micro-B だ。
USB-A – micro-B 接続ケーブルは、DAISOさんで 100円で購入できる。
https://jp.daisonet.com/products/4550480288956?_pos=6&_sid=157214699&_ss=r
(2) パソコン上で Thonnyを起動する。
Thonnyは初心者向けの Python開発用簡易統合開発環境(IDE)だ。
これを使うと作業が楽になるので、インストールしておくとよい。
(3) Thonny上で main.pyを開く or 作る
Pico2上で動作させたいプログラムを開く。
この時点で、ファイル名は main.py である必要はない。
(4) Thonnyと Pico2を接続する。
この後、Thonny上の操作により Pico2上でプログラムを実行&デバッグすることができる。
(5) Pico2に main.py を保存する。
[File]-[Save as]メニューを選択する。
[Raspberry Pi Pico]を選択する。
[File Name]入力欄に main.py と入力し、[OK]ボタンを押下する。
(6) Pico2を再起動する。
USBケーブルを抜き、再度挿す。
すると…
Pico2が起動すると同時に、main.pyに書かれたプログラムが実行される。
プログラムを変更したい場合は、main.py を更新するだけでよい。
不揮発メモリへの書き込みアクセス制御などの手間が隠蔽されており、とってもシンプルで良い。